中国、レアアース関連の一部輸出管理を一時停止 2026年11月まで
10月9日に発表されていた中国の一部輸出管理措置について、中国商務省は金曜日、即日発効の一時停止を発表しました。対象は主にレアアース関連で、この停止は2026年11月10日まで続く予定です。
発表の概要:即日発効、2026年11月まで
国際ニュースとして注目される今回の決定は、中国商務省が12月上旬の金曜日に公表したものです。発表によると、一時停止は発表時点から直ちに適用され、2026年11月10日まで続きます。
今回停止されるのは、10月9日に公表された6つの告示に含まれる一部の輸出管理措置です。いずれも、レアアースや関連技術に関する管理強化と結びついた内容となっています。
一時停止の対象となる6つの告示
中国商務省による説明では、一時停止の対象となるのは以下の6つの告示です。
商務省と税関総署の共同告示(4件)
まず、中国商務省と税関総署が共同で発表した2025年第55号から第58号までの4件の告示が含まれています。これらは次の分野に関する輸出管理を定めたものです。
- 超硬材料
- リチウム電池
- 合成黒鉛負極材(グラファイト系の電池材料)
- レアアース関連の装置および原材料
- ホルミウムを含む中重レアアース元素5種類
これらの分野は、電池や先端素材など幅広い産業で使われるとされ、国際的なサプライチェーンとも関わりが深い分野です。
商務省単独の告示(2件)
さらに、中国商務省が単独で発表した2025年第61号と第62号の告示も対象です。これらは、
- 特定の対外関連レアアース品目
- レアアース関連技術
に対する輸出管理措置を定めたものとされています。
なぜこのニュースが重要なのか
今回の発表は、一度強化されたレアアース関連の輸出管理の一部が、期間を区切って見直される動きとして注目されています。レアアースや関連素材は、多くのハイテク製品、エネルギー関連機器、先端産業の基盤となる資源だからです。
輸出管理の内容そのものは維持されつつ、その一部を2026年11月10日まで一時停止することで、
- 国際市場や取引先への影響を見極める
- 産業界の声を踏まえた制度調整の余地を残す
- 将来のルール設計に向けた試行期間のような意味合いを持たせる
といった狙いがあるのではないか、という見方も生まれています。
企業や投資家が押さえておきたいポイント
今回の決定を受けて、レアアースや電池、先端素材に関わる企業や投資家は、次のような点を意識しておく必要があります。
- 一時停止は2026年11月10日までであり、その後の制度運用は再び変更される可能性がある
- 対象となる品目や技術が、自社のサプライチェーンや取引にどの程度影響するかを早めに確認すること
- 今後、中国商務省や税関当局から追加の告示や詳細ルールが出る可能性があるため、情報収集を継続すること
これからの注目点
今回の輸出管理の一部一時停止は、レアアースをめぐる国際ニュースの中でも、制度の微調整として位置づけられそうです。とはいえ、期限付きの措置である以上、2026年に向けて再び方針が見直される局面も想定されます。
デジタル産業やエネルギー転換が進む中で、レアアースや関連素材をめぐるルールは、各国・各地域の政策、企業戦略、投資判断に直結するテーマです。読者のみなさんにとっても、今回のような一見テクニカルな告示の動きが、中長期的にはどのような影響を持ちうるのか、引き続きウォッチしていきたいところです。
Reference(s):
China suspends some export control measures announced on October 9
cgtn.com








