上海CIIEで海外企業が評価 中国市場と交流の新たな窓口に video poster
上海で先ごろ閉幕した第8回中国国際輸入博覧会(CIIE)について、海外の出展企業が、中国市場に向けて自社の製品やイノベーションを紹介し、業界関係者や顧客と直接つながるための優れた交流プラットフォームだと評価しています。多くの企業は、このCIIEで得た手応えをもとに、中国市場での事業拡大にさらに踏み出す姿勢を示しました。
CIIEとは 中国市場と世界をつなぐ展示会
中国国際輸入博覧会は、上海で開催される輸入をテーマとした大型の国際展示会で、中国本土の市場と世界各地の企業を結びつける場として位置づけられています。今回の第8回CIIEでも、多様な分野の海外企業が参加し、新製品やサービス、技術などを披露しました。
海外企業が感じた三つの魅力
現地からは、CIIEのどこに魅力を感じたのかという声が聞こえてきます。海外企業が共通して挙げたポイントは大きく三つに整理できます。
- 製品やイノベーションを一か所で集中的に発信できること
- 業界のパートナーや競合と直接意見交換できること
- 中国の顧客の反応やニーズをその場で把握できること
オンライン中心の情報発信が当たり前になった今も、実際の展示会場でモノやサービスを体験してもらい、その場で対話できる価値は依然として高いと言えます。
中国市場でのプレゼンス拡大への意欲
今回のCIIEでは、多くの海外企業が、中国市場でのプレゼンスをさらに高めたいという強い意欲を示しました。出展を通じて得たネットワークや反響をてこに、販売拠点の拡充や新たな提携の検討など、次の一歩につなげようとする動きが広がっています。
背景には、中国本土の消費市場の規模と、製造や物流を支える産業基盤があります。企業にとってCIIEは、単なる展示の場ではなく、中長期的なビジネス戦略を描くための実験の場にもなっているといえます。
日本企業やアジアの読者への示唆
今回のCIIEに対する評価は、日本企業を含むアジアのビジネスにとっても示唆に富んでいます。既に中国市場で展開している企業にとっては、ブランド認知を高めたり、新しい商品コンセプトを試したりする機会になり得ます。
これから中国市場への参入を検討する企業にとっても、CIIEのような場で得られる情報やネットワークは、事前の市場調査やパートナー探しに役立ちます。オンライン調査だけでは見えにくい、現地の空気感や顧客の反応を体感できることは大きな利点です。
これから注目したいポイント
今回の第8回CIIEをきっかけに、今後どのような変化が起きていくのかも注目されています。例えば、次のような点は、ニュースを追ううえでチェックしておきたいところです。
- CIIEを通じた新しい提携や投資の動きがどこまで広がるか
- 環境技術やデジタルサービスなど、どの分野への関心が高まっているか
- 中小企業やスタートアップにとっての活用余地がどの程度あるか
海外企業がCIIEを中国市場との重要な接点として評価しているという事実は、国際ビジネスの現場が依然として対面の交流を重視していることを示しています。デジタル化が進むなかで、こうした物理的な場の意味をどう再定義していくかは、日本を含むアジアの企業にとっても共通の課題になりそうです。
Reference(s):
Foreign-invested firms: CIIE an excellent platform for exchanges
cgtn.com







