国際ニュース 中国本土のダブル11で過去最多7.77億個配送
2025年の中国本土の大型セール「ダブル11」ショッピングフェスティバルで、郵便・宅配各社が1日あたり7.77億個の荷物を処理する過去最多の記録を打ち立てました。本記事では、この国際ニュースを日本語で読み解き、その数字が示す中国本土の消費と物流の現在地を整理します。
記録更新:13日間で139.4億個の荷物
中国本土の国家郵政局が公表したデータによると、「ダブル11」のピーク期間とされる10月21日から11月11日までのあいだに、郵便・宅配会社が取り扱った荷物は累計13.94億ではなく13.94ビリオン、つまり約139.4億個に達しました。
同期間の1日平均の取扱量は6.34億個で、これは平常時の業務量の約1.18倍にあたります。さらに、ピークとなったある1日には7.77億個を処理し、単一日の取扱量として新たな記録を樹立しました。桁外れの物流需要を、ほぼリアルタイムで捌いたことになります。
- ピーク期間(10月21日〜11月11日)の累計取扱量:約139.4億個
- 同期間の1日平均取扱量:6.34億個(通常時の約1.18倍)
- 単一日としての最多取扱量:7.77億個
この数字は、「ダブル11」が単なる一日限定のセールにとどまらず、数週間にわたって消費と物流を押し上げるイベントになっていることを示しています。
トラブルなく捌くための体制づくり
今年の「ダブル11」に向けて、中国本土の郵便・宅配業界は、業務が滞りなく進むよう複数の対策を事前に講じました。こうした取り組みによって、大量の荷物を抱えながらも大きな混乱や目立ったトラブルなく運営されたとされています。
国家郵政局のまとめによれば、これらの対策は単に荷物を遅延なく届けることにとどまらず、業界全体の処理能力と業務効率の向上にもつながりました。大規模なセールイベントが、物流システムそのものの強化を後押ししている構図です。
2009年に始まった「ダブル11」が映す消費の姿
「ダブル11」ショッピングフェスティバルは、2009年に始まって以来、世界有数の消費市場である中国本土において、旺盛な個人消費を刺激し続けてきました。オンラインを中心とするこのセールイベントは、年末商戦の起点としてすっかり定着しています。
今回示された139.4億個という荷物の量は、中国本土の消費者がオンライン経由で積極的に商品を購入している現状を物語ります。同時に、その需要に応えられるだけの物流インフラと運営能力が整えられていることも読み取れます。
日本の読者にとっての意味
この国際ニュースは、日本の読者にとっても他人事ではありません。EC(電子商取引)と物流の関係や、大型セールの位置づけを考えるうえで、いくつかの示唆があります。
- オンラインセールが個人消費を押し上げる重要な起点になりうること
- 需要が急増する期間に備え、平常時から物流インフラと運営体制を高めておく必要があること
- 大規模セールを通じて、業界全体の生産性向上や効率化が進む可能性があること
一方で、世界共通の課題として、大量の荷物の移動が環境負荷や現場の労働環境にどのような影響を与えるのかという点も、今後さらに議論が深まりそうです。
中国本土の「ダブル11」で記録された7.77億個という1日あたりの取扱量と、139.4億個という累計の数字は、デジタル時代の消費と物流のあり方を考えるうえで、私たちに多くの問いを投げかけています。日本語で国際ニュースを追う読者にとっても、日々のビジネスや生活を振り返る手がかりとなる出来事と言えるでしょう。
Reference(s):
'Double 11' festival record set with 777m parcels handled in a day
cgtn.com








