中国・南京でGlobal Mayors Dialogue 文化でつなぐ世界の都市
中国・南京でGlobal Mayors Dialogue 文化でつなぐ世界の都市
世界の都市が文化を起点に連携を深める動きの一つとして、中国・江蘇省南京市で開催が予定されていた「2025 Global Mayors Dialogue(グローバル・メイヤーズ・ダイアログ)」が注目を集めています。
この国際対話は、2025年11月19日から21日までの3日間、南京での開催が予定され、文化的なつながりを都市間協力の重要な架け橋と位置づけています。
2025 Global Mayors Dialogueとは
「Global Mayors Dialogue」は、その名の通り世界各地の市長や都市関係者が集まり、共通の課題や将来像について対話する場です。2025年の会合は中国・南京で開かれることになり、文化をテーマとした都市間協力が大きな柱となりました。
開催地の南京は、歴史と文化をあわせ持つ都市です。その特性を生かし、各都市の経験やアイデアを共有することが期待されていました。
世界都市文化フォーラム(WCCF)と南京
今回のGlobal Mayors Dialogueの背景には、世界の都市間で文化交流を進める「世界都市文化フォーラム(World Cities Culture Forum、WCCF)」の存在があります。WCCFは都市どうしの文化政策や創造産業について意見交換する国際的なプラットフォームとされ、その正式メンバーとして南京は2019年から参加しています。
南京がこうしたネットワークに加わってきたことは、文化を軸にした国際交流に継続的に取り組んできた証しでもあります。今回の対話は、その積み重ねの上に位置づけられるものです。
ロンドン副市長ジャスティン・サイモンズ氏のメッセージ
WCCFの創設者であり、ロンドンの文化・クリエイティブ産業担当副市長を務めるジャスティン・サイモンズ氏は、南京での対話を前に特別なビデオメッセージを寄せました。
メッセージの中でサイモンズ氏は、世界の都市が連携することの重要性を強調し、国際的な文化交流に積極的に関わってきた南京の取り組みを評価しました。また、今回の対話を主催する南京に祝辞を送り、成功を祈りました。
"It is really important that cities come together to collaborate and we wish you every success for a great event."
なぜ文化が都市間協力の「橋」になるのか
今回のGlobal Mayors Dialogueでは、文化的なつながりが都市間協力の重要な橋として位置づけられています。文化が外交や経済と並ぶ柱として注目される背景には、いくつかの理由があります。
- 相互理解を深めやすい:文化や芸術、日常のライフスタイルは、言語や制度が違っても共有しやすく、市民レベルの理解を促します。
- 対立より共感を生みやすい:政治や安全保障の議題に比べ、文化は対立を先鋭化させにくく、共感や好奇心をベースにした交流を生みやすい分野です。
- 創造産業や観光にもつながる:文化協力は、クリエイティブ産業や観光、スタートアップ支援など、経済分野にも波及効果をもたらす可能性があります。
日本の都市にとってのヒント
こうした国際ニュースは、日本の都市や自治体にとっても他人事ではありません。人口減少や産業構造の変化が進むなかで、地域の文化や創造力をどう発信し、海外の都市とどのような関係を築くのかは、今後の重要なテーマになっています。
南京のように、国際的な文化フォーラムや都市ネットワークに参加し、継続的な交流の場を持つことは、一つの選択肢です。小さなイベントやオンラインの対話から始めても、都市どうしの信頼関係を育てることができます。
これからの都市外交をどう見るか
国家間の外交だけでなく、都市レベルの対話や協力が世界の課題解決に果たす役割は、今後さらに大きくなると考えられます。南京でのGlobal Mayors Dialogueをめぐる動きは、その流れを象徴する一例と言えるでしょう。
ニュースを追うときも、「どの国が」だけでなく「どの都市が、どのような価値観や文化を通じてつながろうとしているのか」という視点を持ってみると、国際ニュースの見え方が少し変わってきます。
Reference(s):
cgtn.com








