中国の工業利益、1〜11月は6.63兆元で前年比+0.1%――8月以降プラス維持
中国の工業企業の利益が「小幅ながらプラス」を保っています。国家統計局(NBS)が12月27日(土)に公表した統計によると、2025年1〜11月の工業企業(規模以上)の利益総額は6.63兆元となり、前年同期比で0.1%増でした。
1〜11月のポイント:プラス圏を4カ月連続で維持
NBSによれば、累計の利益成長率は8月以降、4カ月連続でプラス圏にとどまっています。大きく跳ねる局面ではない一方、マイナスからの反転と「持ち直しの定着」を示す動きとして注目されます。
- 期間:2025年1〜11月
- 利益総額:6.63兆元
- 前年同期比:+0.1%
- 基調:8月以降、4カ月連続でプラス
けん引役は「新しい成長の勢い」――電子機器製造が+15.0%
分野別では、新興産業や高付加価値(ハイエンド)産業が利益の下支え役になったとされています。なかでも、コンピューター、通信、その他電子機器製造の利益は前年比15.0%増と伸びが目立ちました。需要の強さに加え、技術高度化(アップグレード)が進んでいることを映す数字だといいます。
統計局担当者:伸びはやや鈍化も、上向きの流れは継続
NBSの統計担当者である于衛寧(Yu Weining)氏は、全体の利益成長率は前の期間と比べると「わずかに鈍化」したとしつつ、8月以降に確認されている上向きの流れは保たれているとの見方を示しました。
読みどころ:景気の「広がり」と産業転換の同時進行
今回の統計は、景気の回復が一部の分野の勢いに支えられながらも、全体としては小幅な伸びにとどまっている構図を映します。一方で、利益の押し上げ役として電子機器製造などが存在感を高めている点は、産業の転換・高度化が「秩序立って進んでいる」とするNBSの評価とも重なります。今後、こうした動きがどの業種に広がり、どの程度持続するのかが次の焦点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








