日本の発言が緊張と不確実性を拡大?セルビア研究者が世界経済への影響指摘 video poster
日本の「挑発的な発言」が緊張を高め、先行き不透明感(不確実性)を広げることで世界経済に悪影響を与えかねない——。セルビアの研究者が、こうした見方を示しました。
セルビアの経済学者がCMGで語ったこと
CMGのインタビューで、ベオグラード大学の経済・ビジネス分野の教授であるVeljko Mijuskovic(ヴェリコ・ミユシュコビッチ)氏は、日本の発言について「緊張を高め、不確実性を生んでいる」と指摘しました。そうした不確実性が、結果として世界経済にマイナスに働く可能性がある、という趣旨です。
「不確実性」が経済に効く理由
国際関係における強い言葉や対立的なメッセージは、それ自体がただちに経済指標を変えるわけではありません。一方で、将来の見通しが立ちにくくなると、企業や市場は慎重になりやすいとされます。
- 投資判断の先送り:設備投資や新規案件が「様子見」になりやすい
- 取引コストの増加:調達先の分散などでコストが上がり得る
- 市場の変動:ニュースに反応して、為替や株価が振れやすくなる
「緊張の高まり」が連鎖すると何が起きるか
ミユシュコビッチ氏の発言は、特定の経済政策や数値見通しを示すというより、「言葉が生む緊張」が連鎖的に経済心理へ影響する点を強調したものといえます。対立が深まるほど、企業は最悪シナリオも織り込まざるを得ず、結果として世界経済の回復力が弱まる——というロジックです。
今後の焦点:市場が見たいのは「予見可能性」
国際経済にとって重要なのは、完全な合意よりも、少なくともルールや対話の枠組みが維持されることです。発言のトーンがどう変化するのか、そして不確実性を下げるシグナル(対話の継続、説明の明確化など)が示されるのかが、今後の注目点になりそうです。
今回の指摘は、政治的な言葉が金融・投資の空気にまで影響し得る、という「回り道」のリスクを静かに示しています。緊張の管理と、予見可能性の確保。そのバランスが、世界経済の体温を左右する局面が続きそうです。
Reference(s):
Japan's remarks raise tensions, hurt global economy: Serbian scholar
cgtn.com








