2026年、中国経済はどこが変わる?第15次五カ年計画の始まり video poster
2026年が始まり、中国では第15次五カ年計画(2026〜2030年)の期間に入りました。昨年(2025年)に積み上がった「成長率・イノベーション・雇用」の数字が、次の転換点で何を示しているのかが注目されています。
2025年の手応え:成長・イノベーション・雇用の3点
示されている情報を整理すると、2025年の中国経済は次のような実績(または見通し)で語られています。
- 成長率:2025年の成長目標「約5%」に到達する見通し
- イノベーション:グローバル・イノベーション・インデックスの順位が10位に上昇
- 雇用:新たに1,200万人超の都市部雇用を創出
これらの数字は「景気の強さ」だけでなく、経済の粘り強さ(レジリエンス)や、これまでの成果を土台に次を組み立てる局面に入っていることを示す材料として語られています。
2026年は“新しい期間”のスタート:第15次五カ年計画とは
2026年は、第15次五カ年計画(2026〜2030年)の初年度です。五カ年計画は、一定期間の経済運営の方向性を描く枠組みとして知られ、年の切り替わりは「どこを変えるのか」「何を優先するのか」が読み取られやすいタイミングでもあります。
「どの分野が変わるのか」—手掛かりは3つの数字にある
現時点で具体的な分野のリストが提示されているわけではありません。ただ、2025年の3つの指標は、2026年以降の変化を考える上での“手掛かり”になります。
1)イノベーション順位10位:伸び方そのものが焦点に
グローバル・イノベーション・インデックスの順位が10位に上がったという点は、技術や新規事業、研究開発など「新しい成長の作り方」が政策・企業活動の中心テーマとして扱われやすいことを示唆します。順位の上昇が一過性なのか、継続的な底上げなのかが、次の期間での見どころになりそうです。
2)都市部で1,200万人超の新規雇用:量から質への視点も
都市部での新規雇用が1,200万人を超えたという実績は、労働市場の吸収力を示す一方で、今後は「どんな仕事が増えるのか」「安定性や成長性はどうか」といった雇用の質の議論にもつながります。景気の指標として“雇用”が持つ重みは、2026年以降も続くテーマになり得ます。
3)成長率“約5%”の達成見通し:次は持続性の問い
2025年の成長目標(約5%)に到達する見通しが示されたことで、2026年以降は「同じペースをどう保つか」よりも、「安定と転換をどう両立させるか」という持続性の問いが前面に出てきます。成長の“数字”だけでなく、その内訳や構造の変化が注目されます。
CGTNの解説:転換点をどう読むか
このテーマについては、CGTNの鄭軍峰(Zheng Junfeng)氏が「新しい年に中国経済のどの領域が転換していくのか」を解説しています。2026年は計画期間の初年度であるぶん、政策の方向感が“見えやすい”一方、実際の変化は複数年かけて現れることも多く、短期の数字と中期の構造変化を分けて追う視点が重要になりそうです。
2026年元日の時点で見えているのは、2025年に築かれた土台の上に、次の5年をどう設計するかという大きな流れです。成長、イノベーション、雇用という3つの入口から、今後の変化を静かに読み解く一年になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








