中国本土の新年旅行、近距離が主役に 高速道路は1日3700万台予測
2026年の元日(1月1日)、中国本土では移動需要が大きく伸びる一方、短〜中距離の旅行が目立っています。連休の長さや冬の気象条件が影響し、都市部を中心に「近場へ・車で」が選ばれやすい構図が浮かびます。
高速道路は「1日平均3700万台」へ 2025年より9%増
中国本土の交通運輸当局(運輸部)は、2026年の新年休暇期間中、高速道路の交通量が1日平均3700万台になると見込んでいます。これは2025年比で9%増に当たります。
同省の上級エンジニア、鄧文(Deng Wen)氏は、短い休暇日程と冬の環境が、長距離よりも近距離の移動を後押ししているとの見方を示しました。
「省内の自家用車移動」が中心に 平日比22%増の見通し
今回の特徴として挙げられているのが、自家用車での省内移動です。家族・友人を訪ねる目的の移動が多く、車での小旅行(セルフドライブ)需要が厚いとされています。
当局の予測では、乗用車の交通量は1日あたり3080万台。通常の平日水準と比べて22%増とされ、短期集中型の混雑を示唆します。
鉄道は年末年始に「7778万人」 元日がピーク
鉄道も高い需要が続いています。年末年始の輸送期間(2025年12月31日〜2026年1月4日)に、全国で延べ7778万人の利用が見込まれています。
ピークとなった元日(1月1日)は、鉄道利用が1825万人に達し、臨時列車は1113本追加されたとされています。短い移動でも「時間を読みやすい交通手段」として鉄道が選ばれた形です。
航空も強い動き 国内予約は前年比28%増
放送機関CMGが引用した業界データによると、航空の予約も堅調です。国内線の予約は前年比28%増、国際線も約14%増となり、移動ニーズが陸路・鉄道だけでなく空路にも広がっていることがうかがえます。
数字で見る:2026年新年の移動(公表値・見通し)
- 高速道路:1日平均3700万台(2025年比+9%)
- 乗用車:1日3080万台(平日比+22%)
- 鉄道:期間合計7778万人(12/31〜1/4)
- 鉄道ピーク(1/1):1825万人、臨時列車1113本
- 航空予約:国内+28%、国際約+14%(いずれも前年比)
「遠出より、確実に楽しめる範囲」へ:新年旅行の空気感
短距離・中距離が中心になると、都市近郊の観光地や帰省・訪問の動きが同時に膨らみやすくなります。高速道路の混雑、鉄道の増発、航空需要の上積みという複数のサインは、「遠くへ行く」より「移動負担を抑えて休暇を組み立てる」選択が、今年の新年に合致していることを示しているのかもしれません。
Reference(s):
Short-distance trips dominate New Year holiday travel in China
cgtn.com








