ウルムチ天山国際空港、2025年の国際往来110万人超で過去最高 video poster
中国本土の新疆ウイグル自治区にあるウルムチ天山国際空港が、昨年(2025年)の国際的な人の往来で大きく数字を伸ばしました。国際・地域線の利用が記録を更新したことで、中央アジアなど周辺地域を結ぶ「空の結節点」としての存在感が改めて浮かび上がっています。
2025年、旅客数と便数がそろって記録更新
公表された実績によると、ウルムチ天山国際空港は2025年に国際線・地域線の入出境旅客が累計で110万人超となり、国際・地域便は1万4,000便に達しました。いずれも過去最高だとされています。
- 国際線・地域線の入出境旅客:110万人超
- 国際・地域便:1万4,000便
路線網は「25都市・17の国と地域」へ拡大
2025年には国際旅客便・貨物便の新規路線を3本追加し、接続先は25都市まで増加。対象は17の国と地域に広がり、カザフスタン、アラブ首長国連邦(UAE)、トルコ(Türkiye)などが含まれるといいます。
また、中央アジア向けの便が全体の約42%を占め、「中国―中央アジア」航空回廊の中で新疆の位置づけが強まっていることを示す数字だとされています。
「玄関口」としての処理能力も上向き
ウルムチ出入境辺防検査所の彭宏毅副隊長は、2025年の入出境旅客数が前年比62%増、検査した国際便の便数が82%増だったと説明しました。人の往来とフライトが同時に増える中で、空港の運用面の重要性も増している、という見立てです。
運航状況については、国際便が週平均270便程度となり、1日の旅客処理数は最大で5,000人に達したとされています。
ビザ免除の動きと、利用者が感じた「変化」
中国がウズベキスタン、ロシアなどを対象に進めているビザ免除措置を背景に、ウルムチでは国際旅客と便数が増えたとされています。制度面の変更が、航空ネットワークの利用を後押しした格好です。
利用者の声として、武漢の大学に通う留学生のママドヴァ・ルサンナさんは、ウルムチ空港での乗り継ぎ時に出入境手続きの担当者が親切で、手続き全体を通じて助けになったと話しています。中国人観光客の劉瑞雪さんも、以前より便利になったと感じており、新しい年(2026年)には同空港からより多くの渡航先に行けることを期待すると述べました。
2026年、どこに注目が集まるか
昨年の記録更新を受け、2026年は次の点が注目されそうです。
- 国際旅客・貨物路線がさらに増えるのか
- 混雑ピーク時の運用(待ち時間、検査体制)がどう整備されるか
- 一帯一路の枠組みの中で、人の往来と物流がどこまで効率化するか
数字の伸びは、旅行需要だけでなく、教育、ビジネス、文化交流といった複数の動きが重なった結果としても読めます。路線と制度の変化が、日々の移動体験をどう変えていくのか。2026年も、ウルムチの空の動きは静かに注視されそうです。
Reference(s):
Urumqi Tianshan Airport serves over 1.1 mln passengers in 2025
cgtn.com








