中国の新年3連休、国内旅行1億4200万回で消費堅調―観光・鉄道・出入境が伸長
2026年の年明け(1月1〜3日)の3連休で、中国の消費が力強い動きを見せました。公式データによると、国内旅行は延べ1億4200万回、観光消費は約848億元(約121億ドル)に達し、移動需要とレジャー消費の回復基調が数字に表れています。
国内旅行「1億4200万回」:短距離と季節体験がけん引
文化観光部によれば、今回の新年休暇では、冬ならではの体験型ツアーや、暖かい地域で過ごす“避寒”旅行、近距離の小旅行が人気を集めました。長期休暇ではない分、「遠出よりも、移動負担が小さい旅」に需要が寄った構図がうかがえます。
- 国内旅行:延べ1億4200万回
- 観光消費:計約848億元
鉄道は延べ4809万人、ピークは初日
中国国家鉄路集団のデータでは、鉄道の利用も高水準でした。3日間で延べ4809万人が利用し、需要のピークは休暇初日(1月1日)で1856万人を記録。短期休暇らしく、出発が早期に集中したことが読み取れます。
- 鉄道利用(3日間):約4809万人
- ピーク(初日):約1856万人
出入境は661万件超、インバウンドも増加
国家移民管理局によると、休暇期間の出入境は661万件超。平均日次は前年(2025年)同期比で28.6%増でした。
このうち、1月1〜3日の外国人訪問者による出入境は82万8000人で、2025年の同時期から29.8%増。さらに、ビザ免除措置での入国は29万2000人(35.8%増)とされ、ビザ免除や出国時の税還付手続きの簡素化が、訪中旅行の後押しになっているといいます。
- 出入境(総数):661万件超(平均日次 +28.6%)
- 外国人訪問者(1/1〜1/3):82万8000人(+29.8%)
- ビザ免除での入国:29万2000人(+35.8%)
数字が示すもの:移動の回復が「消費の手触り」に直結
今回のポイントは、観光消費の伸びが「旅行回数の増加」だけでなく、季節性の体験(冬の観光)や越境移動の回復と重なっている点です。短い休暇でも動ける交通インフラ、入国手続きの利便性、そして“近場でも楽しむ”需要の組み合わせが、消費を下支えする形になりました。
今後の注目点
同様の動きがこの先の連休や旅行シーズンでも続くかは、交通の混雑度合い、観光地の受け入れ体制、為替や物価などの外部環境にも左右されます。まずは、今回見えた「短期・分散型の旅行需要」と「インバウンドの増勢」が、次の統計でどう積み上がっていくかが焦点になりそうです。
Reference(s):
China's New Year holiday consumption market posts strong numbers
cgtn.com








