中国の買い替え促進策、消費財販売3.92兆元に到達(2024〜2025年)
中国本土の「買い替え(下取り)促進策」が、消費財の購入を大きく押し上げています。商務省の盛秋平副部長は先日の記者会見で、2024〜2025年の期間に消費財販売が3.92兆元(約5620億ドル)に達し、4億9400万人の消費者が恩恵を受けたと説明しました。
何が起きた? 発表された3つの数字
会見で示されたポイントは、主に次の3点です。
- 消費財販売:3.92兆元(約5620億ドル)
- 恩恵を受けた消費者:4億9400万人
- 買い替え実績:車1830万台(うち新エネルギー車が約6割)、家電1億9200万台
「買い替え(下取り)促進策」とは
買い替え促進策は、古い製品を下取りに出して新しい製品に交換・購入しやすくする仕組みです。家計側から見ると、負担を抑えて“必要な更新”を前倒ししやすくなり、企業側から見ると需要が生まれやすくなります。
車の買い替え:1830万台、約6割が新エネルギー車
同期間の車の買い替えは1830万台。そのうち新エネルギー車が約60%を占めたとされます。買い替え支援と「次に選ぶ車種」の変化が同時に進んだ形で、消費の刺激策が市場の構成にも影響を与えている様子がうかがえます。
家電の買い替え:1億9200万台
家電は1億9200万台が「旧から新」へと置き換わったとされています。家電は生活に密着している分、買い替えの波が来ると、販売・物流・リサイクルなど幅広い領域に需要が波及しやすいのが特徴です。
3.92兆元という規模感が示すもの
3.92兆元という販売規模は、単に「売れた」という話にとどまりません。買い替えは、家計の支出タイミングを変える政策でもあり、同時に、製品の更新(効率の良い製品への移行)や資源循環(回収・再資源化)とも結びつきやすい領域です。
一方で、買い替えの活発化は、在庫・供給体制、回収や処理の現場負荷など、運用面の課題も生み得ます。今後、どの分野で買い替えが続き、どこで鈍化するのか——政策の設計と消費者心理の両方が注目点になりそうです。
要点まとめ
- 中国本土の買い替え促進策で、2024〜2025年に消費財販売が3.92兆元
- 恩恵を受けた消費者は4億9400万人
- 車は1830万台が買い替え、うち新エネルギー車が約6割
- 家電は1億9200万台が買い替え
Reference(s):
China's trade-in policy drives 3.92 trillion yuan in goods sales
cgtn.com








