2026年に入り、2025年の中国本土自動車市場の実績が注目を集めています。新エネルギー車(NEV)が1600万台を超え、輸出も倍増するなど、電動化と供給力の強さが数字に表れました。
2025年の自動車生産・販売は「過去最高」
2025年、中国本土の自動車産業は、設備更新の促進策や消費財の買い替え(下取り)支援策の継続実施に支えられ、主要指標が過去最高を更新したとされています。
- 年間生産:3453.1万台(前年比+10.4%)
- 年間販売:3440万台(前年比+9.4%)
生産・販売ともに新記録となり、中国は世界最大の自動車生産国・市場の地位を17年連続で維持したとされています。
主役はNEV:生産・販売ともに1600万台を突破
市場のけん引役となったのはNEVでした。2025年のNEVは、生産・販売ともに1600万台を超え、いずれも前年比で約30%増とされています。
- NEV生産:1662.6万台
- NEV販売:1649万台
NEVは国内の新車販売の「半数超」を占めたとされ、中国はNEVの生産・販売で11年連続の世界首位に位置づけられています。
政策の下支え:設備更新と買い替え支援が「需要」と「供給」を同時に押す
今回の数字の背景として示されているのが、①大規模な設備更新を促す政策、②消費財の買い替え(下取り)プログラムです。前者は生産性や供給能力を、後者は買い替え需要を後押ししやすい構図になります。
結果として、電動化の流れ(NEVの伸び)と、総量としての市場拡大(生産・販売の過去最高)が同時に進んだ形です。
輸出倍増が示すもの:国内の勢いが「外」にも波及
見出しで触れられている通り、2025年は自動車輸出が倍増したとされています。輸出の伸びは、単に台数の増加だけでなく、供給網(部品調達から組み立てまで)の強さや、電動化製品の競争力が国際市場で試されていることも映します。
一方で、輸出拡大は各地域の規制・基準や市場ニーズとのすり合わせが重要になり、今後は「どの市場で、どの車種が伸びるのか」という中身がより問われそうです。
数字を一息で整理(2025年)
- 自動車生産:3453.1万台(過去最高)
- 自動車販売:3440万台(過去最高)
- NEV生産:1662.6万台(約3割増)
- NEV販売:1649万台(約3割増)
- NEV比率:国内新車販売の半数超
- 中国の位置づけ:自動車最大市場17年連続、NEV首位11年連続
2025年の実績は、電動化が「一部の先進セグメント」から「市場の中心」へ移ったことを示す読み方もできます。2026年は、この勢いが製品の多様化やインフラ整備、輸出先の広がりにどうつながるのかが次の焦点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








