中国、一帯一路パートナーとの双方向投資を拡大へ 15次5カ年の焦点はグリーンとデジタル video poster
中国本土が「一帯一路」参加国・地域との取引比率をさらに高める中、2026〜2030年(第15次5カ年計画期)に双方向投資を拡大し、グリーンとデジタル領域で協力を深める方針が示されました。貿易と投資の“組み合わせ”が次の成長軸になりそうです。
2025年の貿易額は23.6兆元、全体を上回る伸び
中国税関総署が水曜日に発表したデータによると、2025年における一帯一路参加国・地域との輸出入総額は23.6兆元(約3.38兆ドル)で、前年比6.3%増でした。
- 伸び率:6.3%(中国本土の対外貿易全体の伸び率を2.5ポイント上回る)
- 構成比:2024年に50%超となった後、2025年は51.9%へ上昇
「相手先の中心がどこにあるのか」を示す構成比が5割を超えて上がり続けている点は、サプライチェーン(供給網)や市場開拓の重心が、より多層的になっていることをうかがわせます。
2026〜2030年:双方向投資と“3つのシルクロード”を加速
国家発展改革委員会(NDRC)・国際協力センター国際連絡部の鮑舒俊(Bao Shujun)氏は、CGTNの李孟媛(Li Mengyuan)氏とのインタビューで、第15次5カ年計画期(2026〜2030年)に戦略的な機会を捉え、一帯一路の「高品質な発展」を進める考えを述べました。
柱として挙げたのは、次の3点です。
- 双方向投資の拡大(中国本土からの投資だけでなく、パートナー側からの投資も含めて厚みを増す)
- グリーン分野とデジタル分野での新しい協力機会の開拓
- イノベーション・デジタル・グリーンのシルクロード(Innovation/Digital/Green Silk Roads)の構築を加速
「貿易が伸びる」だけではない—投資が動くと何が変わる?
貿易の拡大はモノの流れを太くしますが、投資が伴うと現地の生産・物流・デジタル基盤など、より長期のプロジェクトが動きやすくなります。今回示された「双方向投資」は、相互の資本・企業活動が行き来することで、協力の形を多様化させる狙いとして読めます。
また、グリーンとデジタルを前面に出すことは、インフラ中心のイメージに加えて、エネルギー効率やデータ活用など“次の標準”をめぐる連携が増える可能性を示します。2026年に入った今、計画期の初年度として、どの分野で案件形成が進むのかが注目点になりそうです。
いま押さえておきたいポイント(要点)
- 2025年の一帯一路参加国・地域との貿易は23.6兆元、伸び率は6.3%
- 中国本土の対外貿易に占める比率は51.9%へ上昇
- 2026〜2030年は双方向投資、グリーン・デジタル協力、3つのシルクロードが焦点
Reference(s):
China to expand two-way investment in Belt and Road partner countries
cgtn.com








