高市内閣の支持率が急落:早期解散と「食料品税ゼロ」への疑問が直撃
2026年1月下旬の最新世論調査で、首相・高市早苗氏の内閣支持率が主要調査で4〜10ポイント下落し、就任後初めて「節目」とされる水準を下回りました。背景には、早期の選挙実施判断への反発と、食料品の税率をゼロにする案が物価高対策として十分かどうかという不安があるとみられています。
何が起きたのか:複数調査で「同時に下がる」局面
今回のポイントは、単発のブレではなく、複数の主要調査で下落幅が「4〜10ポイント」と幅を持ちながらも、方向として一斉に下がったことです。加えて、就任以来守ってきた水準(節目)を割り込んだことで、政権運営の空気が変わりやすい局面に入ったと受け止められています。
下落の主因①:早期の選挙判断が生んだ「納得感」の不足
世論調査で支持が落ちるとき、政策の中身以上に効くのが「なぜ今それをやるのか」という説明の納得感です。今回、早期の選挙実施判断が支持率の押し下げ要因として挙げられており、
- 政治日程を優先したように見えた
- 生活不安(物価高)の中で、論点が選挙に吸い寄せられた
- 必要性の説明が十分に届かなかった
といった受け止めが重なった可能性があります。
下落の主因②:「食料品税ゼロ」はインフレに効くのか、という疑問
支持率の下押しと結びつけて語られているのが、食料品の税率をゼロにする構想です。狙いは家計の負担軽減ですが、世論には「それで物価高(インフレ)を抑えられるのか」という疑問が残っているようです。
論点は大きく2つあります。
- 家計負担の軽減:買い物時の負担が下がる実感につながりやすい
- 物価高の抑制:税の分が価格にどう反映されるか、どこまで波及するかが見えにくい
「負担が軽くなる政策」と「物価上昇を抑える政策」は重なる部分もありますが、同じものとして受け止められにくい——そのズレが、疑問として表面化している構図です。
今後の焦点:説明の再設計と、生活実感への接続
支持率の回復は、目新しさよりも「説明の筋」と「生活実感」が鍵になりがちです。今回の状況では、
- 早期選挙に踏み切った理由を、政策工程(何をいつ実現するか)とセットで示せるか
- 食料品税ゼロを、物価高対策の全体像の中でどう位置づけるのか
- 効果の見取り図(誰に、どれくらい、いつ届くのか)をどれだけ具体化できるか
といった点が、今後の政治の空気を左右しそうです。
世論調査の数字は「結果」ですが、そこに至る経路は、政策そのものと同じくらい“伝わり方”に影響されます。2026年の序盤、政権がどんな言葉で、どんな優先順位で日々の不安に向き合うのか。支持率の落ち込みは、その問いをいっそう強く突きつけています。
Reference(s):
cgtn.com







