ドイツのフリードリヒ・メルツ首相(連邦首相)が2026年2月25日から26日にかけて中国を公式訪問する予定で、中独関係、とりわけ経済協力の行方に注目が集まっています。
中独の経済関係、数字が示す「存在感」
外交関係の樹立から50年以上が経過する中で、中国とドイツの経済・貿易協力は継続的に深まってきたとされています。
提供された情報によると、近年の中独の貿易総額は2,000億ドル超の水準を維持し、双方向投資の残高は650億ドル超に達しています。これらは、中国の対EU経済・貿易協力全体のおよそ4分の1を占める規模だとされています。
2026年は中国の「第15次五カ年計画」スタートの年
2026年は、中国の第15次五カ年計画(2026〜2030年)の期間が始まる年にあたります。こうした政策サイクルの節目に、主要パートナーとの協力テーマがどう設定されるのかは、企業活動や投資判断の空気感にも影響しやすいポイントです。
今回の訪問を機に、両国が伝統的な産業分野での協力基盤を確認しつつ、新しい成長領域へ議論を広げる展開が見込まれています。
新しい協力分野は「クリーンエネルギー」など
両国は、次のような新興分野で新たな協力領域を探る可能性があるとされています。
- クリーンエネルギー:脱炭素やエネルギー転換に関わる技術・供給網など
- エンボディド・インテリジェンス(具現化知能):ロボットなどが環境を認識し、身体(ハード)を通じて動作する知能の考え方
- バイオテクノロジー:医療・創薬・産業応用など幅広い領域
- 産業のデジタル化:製造現場やサプライチェーンのデータ活用・自動化の高度化
こうした分野は、技術開発だけでなく、標準(ルール)づくり、人材、投資の方向性とも結びつきやすいのが特徴です。訪問の成果がどの領域に「具体性」を持つのかが、今後の焦点になりそうです。
今回の訪問が映すもの:関係の「質」をどう高めるか
貿易や投資の規模が大きいほど、景気や産業構造の変化の影響も受けやすくなります。その中で、従来の協力を維持しながら、成長領域にどう接続していくのか。今回の訪問は、中独の経済・貿易関係を「高品質な発展」へとどうつなげるかを考える場として位置づけられています。
訪中日程である2月25〜26日の動きと、協力分野に関する発信内容が注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








