中国本土・天津のソーラーソルトプロジェクトが示す三重の効率 video poster
海岸に広がる塩田を、太陽光とエビ養殖の場として同時に活用できるという新しいモデルが、中国本土・天津で実証されました。
太陽光と塩田の融合:三位一体の活用法
従来の塩田は太陽光を単に受け止めるだけでしたが、太陽光パネルを敷設して発電しながら、同じ面積でエビの養殖と塩の生産を続ける「ソーラーソルト」方式が注目されています。
1. クリーンエネルギーの生成
- 太陽光パネルが直射日光を電力に変換し、周辺の工場や地域に供給されます。
- この電力は石炭火力に代わり、年間約110,000トンの石炭使用を削減します。
2. エビ養殖の拡大
- 塩田の水は高い塩分濃度を保ちつつ、エビの成長に適した環境を提供します。
- 実証区域ではエビの収穫量が従来比20%増加しました。
3. 従来通りの塩生産
- ソーラーパネルの影が一部遮るものの、全体の塩分蒸発量はほぼ変わらず、年間約110万トンの食塩を生産できます。
天津200,000エーカー「ソーラーソルト」実証実験のインパクト
このプロジェクトは、約200,000エーカー(約81,000ヘクタール)の広大な塩田を活用し、以下の成果を示しました。
- 年間110,000トンの石炭使用削減=二酸化炭素排出約300,000トン相当の削減効果。
- エビ養殖量が20%増加し、地域の水産業収益が向上。
- 1.1百万トンの食塩生産を維持し、国内外の需要に貢献。
このように、同一土地でエネルギー・食料・資源の三つの価値を同時に創出できる点は、他の中国本土沿岸部や類似環境を有する地域でも応用可能です。持続可能な開発目標(SDGs)に資する新しい農業・エネルギーモデルとして、今後の展開に注目が集まります。
Reference(s):
cgtn.com








