神楽坂化け猫パレード、開始15年で日本の秋を彩る人気イベントに video poster
ハロウィーン人気が高まる日本で、秋の東京を象徴するイベントとして注目を集めているのが「神楽坂化け猫パレード」です。開始から15年を経て、毎年10月には東京北部の街に「化け猫」たちが押し寄せる、このユニークな日本語ニュースの主役を見ていきます。
神楽坂化け猫パレードとは
神楽坂化け猫パレードは、その名の通り「化け猫」に扮した人たちが、街を練り歩くパレードイベントです。参加者は思い思いの猫メイクや衣装で全身をコーディネートし、通りを歩いたり、写真撮影を楽しんだりします。
毎年10月になると、東京北部のこのエリアには、数千人規模の「猫」に変身した人々が集まると言われています。子どもから大人まで世代を問わず参加できることもあり、家族連れや友人グループ、コスプレ好きの人たちにとって、秋の恒例行事になりつつあります。
ハロウィーンと日本の妖怪文化が交差
ハロウィーンが日本で存在感を増してきたのは、この15年前後の流れと重なります。仮装を楽しむ文化が広がる中で、神楽坂化け猫パレードは「日本らしいハロウィーン」の一つとして支持を集めてきました。
化け猫は、日本の昔話や怪談にも登場する妖怪的な存在です。ハロウィーンの「ゴースト」や「モンスター」といったイメージと、日本の妖怪文化が自然に重なり合うことで、海外のイベントをそのまま輸入するのではなく、地域の歴史や空気感を生かしたイベントになっているのが特徴です。
15年で広がった人気の理由
開始から15年がたった今、神楽坂化け猫パレードは地域の一イベントを超えて、日本各地から参加者や見物客が訪れる存在へと育ってきました。その背景には、いくつかの要因があると考えられます。
- SNSとの相性の良さ:猫のメイクや衣装は写真や動画映えしやすく、X や Instagram などのSNSで拡散されやすいビジュアルです。毎年10月になると、タイムラインを埋め尽くす化け猫たちの投稿が、次の参加者を呼び込みます。
- 怖すぎない「ほの怖さ」:本格的なホラーではなく、どこかユーモラスで愛嬌のある「化け猫」なら、ホラーが苦手な人や子どもでも楽しみやすい雰囲気があります。
- 参加型で、見ているだけでも楽しい:自分で仮装して歩く参加型のイベントでありながら、沿道から見ているだけでも十分に楽しめるつくりになっている点も、幅広い層を惹きつけています。
- 地域の空気とのマッチ:路地や石畳といった、どこかレトロな街並みと化け猫の組み合わせが独特の雰囲気を生み出し、秋の夕暮れと相まって非日常感を演出します。
SNS時代の「映える」秋イベント
日本の国際ニュースや日本文化を伝える記事・動画では、近年「ローカルなお祭り」が取り上げられることが増えています。その中でも、視覚的なインパクトがあるイベントは、言葉の壁を超えて共有されやすい存在です。
神楽坂化け猫パレードも、まさにそうしたイベントの一つだと言えます。猫のメイクのクローズアップ、路地に並ぶ化け猫たちの列、親子でおそろいの衣装など、1枚の写真や数秒の動画だけで雰囲気が伝わる要素がそろっており、日本語ニュースとしてだけでなく、海外から日本を眺める人たちの目にも魅力的に映る素材になっています。
地域と参加者にもたらすもの
こうした地域イベントは、単に「にぎわう」こと以上の意味を持ちます。日常の買い物や通勤で歩いている道が、1日だけまったく違う表情を見せることで、住民にとって自分の街を新しく発見するきっかけにもなります。
参加者側にとっては、自分のクリエイティビティを試せる場でもあります。メイクや衣装、ポーズの工夫を通じて、日常とは違う自分を表現し、それを写真や動画で残して共有する。そのプロセス自体が、イベントの大きな楽しみになっています。
2025年の今、秋の「化け猫シーズン」はどこへ向かう?
2025年の今年も、10月の神楽坂には多くの化け猫たちが集まり、秋の一日を彩りました。開始から15年という時間は、単発のお祭りが「風物詩」と呼ばれるようになるための、ちょうど節目のタイミングとも言えます。
今後は、
- 参加者が増える中での安全面の工夫
- 地域の暮らしとのバランスの取り方
- 環境負荷を抑えた運営(ごみの持ち帰りなど)
といったテーマも、より重要になっていくでしょう。それでも、ハロウィーンと日本の妖怪文化、そして地域コミュニティが出会う場としての魅力は、しばらく続きそうです。
秋になると街に現れる、少し不気味で、でもどこかかわいらしい化け猫たち。神楽坂化け猫パレードは、これからも日本の秋を語るうえで欠かせないトピックの一つとして、ニュースやSNSをにぎわせていきそうです。
Reference(s):
Kagurazaka Bakeneko Parade gaining popularity in Japan after 15 years
cgtn.com








