国際文化交流番組「Harmony in Diversity」がCCTV-1で初回放送
国際文化交流をテーマにしたテレビ番組「Harmony in Diversity」が、2025年12月7日、China Media Group(CMG)と文化・観光部の共同制作として、同グループのチャンネルCCTV-1で初回放送されました。多様な文化の「ハーモニー」を掲げるこの番組は、世界の分断や対立が注目される中で、「違いをどう生かし、つなげていくか」という問いを投げかけています。
国際文化交流を掲げた新番組がスタート
「Harmony in Diversity」は、その名のとおり「多様性の中の調和」をキーワードにした国際文化交流番組です。China Media Groupと文化・観光部が共同で制作し、CCTV-1で7日に放送が始まりました。
番組のコンセプトは、英語のサブタイトル『A cultural symphony uniting the world(世界を結ぶ文化の交響曲)』にも表れています。音楽の「シンフォニー(交響曲)」のように、異なる文化や価値観が互いに響き合い、一つの大きな流れをつくるイメージです。
タイトルが示すメッセージを読み解く
タイトルに込められた「Harmony(調和)」と「Diversity(多様性)」という2つの言葉は、現在の国際社会を考えるうえで重要なキーワードでもあります。
- 文化や宗教、言語などの違いを前提として認めること
- 違いを消すのではなく、「調和」させる関係性を探ること
- 一つの価値観だけで世界を説明しようとしない姿勢を持つこと
番組の具体的な構成や出演者の詳細はまだ限られていますが、こうしたキーワードからは、「文化を通じて他者を理解しようとする場」を目指していることがうかがえます。
中国発の文化交流プラットフォームとしての位置づけ
China Media Groupと文化・観光部による共同制作という点も注目されます。文化と観光の分野をつなぎながら、国際的な視聴者に向けて自国や世界各地の文化を紹介しようとする取り組みと見ることができます。
政策や国益をめぐる議論とは別に、文化そのものを共有し合う場が増えることには、多くの国や地域で関心が高まっています。「Harmony in Diversity」は、そうした流れの中で、番組というかたちを通じて対話のきっかけを提供しようとしているとも言えます。
視聴者はどう受け止めるか
国際文化交流をうたう番組を見るとき、視聴者側の視点も重要です。たとえば、次のような見方が考えられます。
- 自分がこれまで抱いていた国や地域のイメージと、番組で描かれる姿の違いに注目する
- 「似ているところ」と「違うところ」の両方を意識しながら、文化表現を楽しむ
- 番組で紹介される価値観を、日本や自分の生活とどう重ね合わせられるかを考えてみる
こうした見方を通じて、単に「きれいな映像」や「珍しい文化」を眺めるだけでなく、自分自身のものの見方を少しずつ問い直すきっかけにもなります。
SNS時代の「文化のシェア」が生む広がり
いま、多くの人にとって文化体験は、テレビの前だけで完結しません。印象に残った場面や言葉をSNSで共有し、別の国や地域に暮らす人と感想を交換することが当たり前になりつつあります。
番組「Harmony in Diversity」も、放送と同時にオンラインでの議論やリアクションが広がっていけば、国境を超えた文化の対話が一段と進む可能性があります。どのような場面やメッセージが世界の視聴者の心に響くのか、今後の展開が注目されます。
「違い」を通じて世界を見る入口に
多様性は、ときに「分断」を生む要因として語られますが、「Harmony in Diversity」というタイトルは、むしろ違いを前提にしながら調和を探る姿勢を示しています。国際ニュースが緊張や対立を伝える場面が多い今だからこそ、文化を通じて世界を見直す入口として、この番組の動きに注目しておきたいところです。
Reference(s):
cgtn.com








