北京の夜空を彩る自貢ランタン 新年に向け1,000基以上が点灯
北京の夜空を彩る自貢ランタン
2025年の年末、新年を目前にした北京の夜空を、四川省・自貢市から届いた巨大なランタンが明るく照らしています。北京市内の温榆河(Wenyuhe)公園では、自貢市のランタンが1,000基を超えて展示され、夜のスカイラインを照らしながら、新年を迎える街の祝祭ムードを一段と高めています。
四川省・自貢市、1000年以上続くランタンづくり
自貢市は、中国の四川省に位置し、ランタン製作の歴史が1,000年以上続いてきたとされています。長い年月の中で磨かれてきた精巧な職人技と、美しいデザインが自貢ランタンの大きな特徴となっています。
こうした伝統的なランタンづくりは、無形文化遺産として受け継がれており、現代の都市空間の中でもその魅力を発揮し続けています。温かい光と緻密な造形は、単なる装飾を超えて、地域の歴史や物語を静かに語りかける存在でもあります。
無形文化遺産が都市を巡るということ
今回、北京の温榆河公園を彩っている自貢ランタンは、この無形文化遺産が「旅をする」かたちでもあります。自貢市のランタンは、多くの都市を巡り、特に祭りのシーズンには各地で鑑賞されてきました。
技とデザインが形づくる光の展示が、さまざまな都市に持ち込まれることで、人びとは自分の暮らす街にいながら、別の土地の文化に触れることができます。北京で灯る自貢ランタンの光は、都市どうしをゆるやかにつなぐ「移動する文化資産」ともいえます。
日本の読者にとってのヒント
日本でも、冬のイルミネーションや祭りの灯りは、季節を象徴する風物詩として親しまれています。北京の温榆河公園でともる自貢ランタンのニュースは、光のイベントが「観光資源」であるだけでなく、長い時間をかけて受け継がれてきた技と記憶の表現でもあることを思い出させてくれます。
忙しい毎日の中で、ふと立ち止まって夜空を見上げる時間をつくること。その背後にある歴史や職人の手仕事に思いを向けてみること。そうした小さな視点の変化が、私たちの世界の見え方を少しだけ豊かにしてくれるのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








