ヘビ年目前、北京動物園のヘビ舎に来園者が殺到
2025年12月現在、中国の首都・北京では、まもなく訪れる干支のヘビ年の春節(中国の旧正月)を前に、北京市西城区にある北京動物園のヘビ舎が静かな人気スポットになっています。冬の厳しい寒さのなかでも、この国際ニュースは中国ニュースとして注目を集めています。
冬の北京で、なぜヘビ舎が人気なのか
外は冷え込む季節ですが、北京動物園のヘビたちは、湿度と温度が管理された屋内展示ホールで、ゆったりと体をくねらせています。ガラス越しにとぐろを巻き、二股の舌をちろちろと出し入れしながら進む姿は、来園者の視線を引きつけています。
ヘビ年が近づくにつれ、このヘビ舎には絶え間ない人の流れが生まれているとされています。まさに「ヘビ年目前、北京動物園のヘビが来園者を呼び込んでいる」状態です。
湿度管理された「ヘビの館」で見られる光景
展示ホールの中は、ヘビにとって快適な湿度と温度が保たれています。外気は冬の冷たい空気ですが、ホールの中では冷血動物であるヘビたちが、ゆったりと動き回りながら自分のペースで過ごしています。
来園者は、ガラスケースの前で足を止め、音を立てずに進むヘビの動きや、鋭く光る目、しなやかな筋肉の動きをじっくりと観察します。ヘビたちにとっては日常のひとときですが、その姿は見る人に強い印象を残します。
もちろん、ヘビたち自身は、まもなく自分たちの姿が春節の飾りやグッズにあふれることを知るよしもありません。それでも、静かに舌をのぞかせながら進む姿は、「主役の年」を前にした落ち着いた風格さえ感じさせます。
ニシキヘビからコブラまで、多彩な顔ぶれ
このヘビ舎には、さまざまな種類のヘビが暮らしています。報道によると、主な顔ぶれは次の通りです。
- ニシキヘビ(パイソン)
- ボアコンストリクター
- コブラ
- そのほか複数のヘビの仲間
大型のニシキヘビやボアコンストリクターは、とぐろを巻いた体の太さや長さで圧倒的な存在感を放ちます。一方、コブラの鋭い雰囲気や素早い動きは、多くの来園者の好奇心をかき立てます。
ヘビ年と中国の干支文化
干支の中でも、ヘビは独特のイメージを持つ動物です。中国の春節シーズンには、ヘビのイラストやマスコットが街中の飾りや年賀状、記念グッズなどに登場し、ヘビは一年のシンボルとして大きな存在感を持つとされています。
そうした季節を前に、実際のヘビの姿を間近で見ることができる北京動物園のヘビ舎は、干支文化を体感できる場にもなっています。ガラスの向こうにいる生きたヘビたちの動きは、単なる記号としての「ヘビ年」のイメージに、具体的な生命感を与えてくれます。
「こわい」から「知りたい」へ――ヘビを見る視線の変化
ヘビに対して「こわい」「近づきたくない」という印象を持つ人は少なくありません。しかし、湿度管理された明るい展示ホールで、ヘビたちの動きを安全な距離から観察することで、「意外と美しい」「動きがしなやかでおもしろい」と感じる人も増えているようです。
北京動物園のヘビ舎は、まもなく訪れるヘビ年の話題性とあいまって、ヘビという生き物を新しい角度から知るきっかけになっています。冬の北京で、冷たい空気と対照的に、静かに熱を帯びる「ヘビの館」。そこには、干支と動物園、そして人と動物の関係が交差する、今の中国本土を映す一場面が広がっています。
Reference(s):
Beijing Zoo snakes see flow of visitors ahead of Year of the Snake
cgtn.com








