四川・大涼山のニウニウ合唱団、春節ガラの舞台へ 山の歌声が北京に響く video poster
中国で春節(旧正月)の時期に放送される特別番組・春節ガラのリハーサル会場で、四川省の大涼山からやってきたニウニウ合唱団が、ふるさとの童謡を響かせています。山あいで育った若い歌い手たちの歌声が、北京の大舞台にどんな景色をもたらすのか、注目が集まっています。
山あいから北京へ:ニウニウ合唱団とは
ニウニウ合唱団は、四川省の大涼山出身の若い歌い手たちによる合唱団です。彼らは、山々に囲まれたふるさとの土地で親しんできた民謡や童謡を歌い続けてきました。
現在、北京の春節ガラ第1会場(No. 1 Hall)で行われているリハーサルの合間、合唱団のメンバーたちがふと歌い出したふるさとの歌が、練習ホール全体を包み込みました。短い休憩時間の一幕でしたが、その素朴で力強い歌声は、会場にいた人たちの耳と心を引きつけたと伝えられています。
春節ガラの練習場で起きた小さな本番
今回のニュースの舞台となったのは、春節ガラのリハーサル中の休憩時間です。テレビ用の本番とは別の、いわば「観客のほとんどいない本番」のような瞬間に、ニウニウ合唱団はふるさとの童謡を歌い上げました。
春節ガラは、多様な歌やダンス、パフォーマンスが集まる大きなステージです。その準備の場で、まだデビュー前のような素顔の子どもたちが、マイクや照明に頼らずに素の声だけでホールを満たしたことには、特別な意味があります。演出やセットが整う前に響いた歌声だからこそ、歌そのものの力と、子どもたちが背負うふるさとの風景が、よりまっすぐに伝わったと言えるかもしれません。
山の歌声が伝えるふるさとの風景
ニウニウ合唱団が歌うのは、大涼山のふるさとで親しまれてきた童謡や民謡だとされています。歌に込められているのは、山々の景色や、日々の暮らし、家族や友人との記憶といった、子どもたち自身の「子ども時代」です。
都市部で育った人にとっては、こうした歌は新鮮に聞こえるかもしれません。一方で、歌詞の内容を詳しく知らなくても、「子どもの頃に口ずさんだ歌」という共通の体験は、多くの人に共感を呼びやすいものです。日本で、自分の地元のわらべ歌や学校の合唱曲を久しぶりに耳にしたときの、あの懐かしさにも似ています。
春節ガラ本番で届ける「山の魅力と精神」
ニウニウ合唱団は、北京で行われる春節ガラの本番ステージに出演する予定です。彼らの出演は、単なる合唱の一つではなく、山あいの地域の文化や暮らしの空気を、都市の視聴者に伝える役割も担っています。
報道によると、合唱団の若い歌い手たちは、春節ガラのメインステージで、ふるさとの魅力と精神を感じさせるパフォーマンスを届けるとされています。視聴者は、きらびやかな照明や演出の裏側にある、「山の子どもたちの素顔」と「ふるさとの歌」にも、自然と耳を傾けることになりそうです。
山里の歌が広がることで見えてくるもの
地方や山間地域で受け継がれてきた歌が、大都市の大きなステージに乗るとき、そこにはいくつかの意味があります。
- 都市と地方、平地と山あいなど、異なる地域同士をつなぐ
- 子どもたちが、自分の出自やふるさとを誇りに思えるきっかけになる
- 視聴者にとっても、自分自身の「子ども時代」やふるさとの記憶を思い起こす機会になる
日本の読者の皆さんにとっても、大涼山のニウニウ合唱団のニュースは、「自分の地域の歌や物語が、どのように次の世代に引き継がれているか」を考えるヒントになるかもしれません。
このニュースをどう受け止めるか
国際ニュースというと、政治や経済、安全保障などの話題に目が行きがちです。しかし、今回のように、特定の地域の子どもたちが大舞台に立つというニュースからは、文化の多様性や世代間のつながりといった、もう少し静かなテーマも見えてきます。
山あいの合唱団が歌う童謡が、北京のホールを満たし、やがてテレビを通じて多くの人に届いていく。その過程を追いかけることは、遠く離れた地域であっても、人々の日常や感情には共通する部分があるのだという感覚を思い出させてくれます。
春節ガラ本番で、ニウニウ合唱団の歌声がどのように響くのか。ふるさとの山の空気や子どもたちのまなざしを思い浮かべながら、注目していきたい出来事です。
Reference(s):
cgtn.com








