中国とルワンダを結ぶ職業教育 若者が拓く学びの架け橋 video poster
職業教育が国境を越えて人や地域をつなぐ動きが広がっています。中国のJinhua Polytechnicとルワンダの職業学校の連携は、その象徴的な取り組みの一つであり、若者のキャリアと地域社会に静かな変化をもたらしています。
職業教育がつくる国際的な架け橋
2025年現在、中国とアフリカのあいだでは、実践的な職業教育を通じた協力が進んでいます。中国の高等職業教育機関であるJinhua Polytechnicと、ルワンダの職業学校とのパートナーシップも、その流れの中に位置づけられます。
この連携によって、ルワンダの若者たちは、中国でeコマースや起業に関する知識とスキルを学ぶ機会を得ています。そして、学んだ内容を自国に持ち帰り、地域社会の暮らしや仕事のあり方を少しずつ変えようとしています。
- オンラインで商品やサービスを届けるためのeコマースの知識
- 小さな事業を立ち上げ、継続させるための起業マインド
- 異なる文化や価値観を尊重しながら協力する姿勢
Manishimwe Jean De Dieu さんの挑戦
そうした若者の一人が、ルワンダ出身のManishimwe Jean De Dieuさんです。彼は中国での学びを通じて、eコマースや起業について体系的に学びました。単に技術を身につけるだけでなく、それをどう活用すれば周囲の人の暮らしを良くできるのかを考え続けてきました。
帰国後、Manishimweさんは、自分が得た知識をコミュニティに還元することを重視しています。オンラインでの販売方法や、ビジネスの基本的な考え方を周囲の人と共有しながら、地域の可能性を一緒に探っています。こうした動きは、若者自身のキャリア形成だけでなく、地域全体の活力にもつながります。
個人の学びが社会を変えていく
Manishimweさんの歩みは、個人の学びが社会の変化につながり得ることを具体的に示しています。一人の若者が新しいスキルと視点を身につけ、それを周りの人と分かち合うことで、小さな変化が積み重なっていきます。
孔子の教えと現代の職業教育
この物語には、中国の古典的な思想も重なります。孔子は、自分を磨くことが周囲との調和や社会全体の安定につながると説きました。Manishimweさんの経験は、この教えを現代の職業教育の文脈で体現していると言えます。
まず自分が学び、成長する。そのうえで、その学びを使って他者を支え、コミュニティに貢献する。職業教育は、そのサイクルを具体的なスキルという形で支える仕組みです。eコマースや起業の知識は、単なるビジネスの道具ではなく、社会とのつながり方を広げる手段にもなります。
日本の読者への問いかけ
日本に暮らす私たちにとっても、中国とルワンダの職業教育の連携は無関係な話ではありません。デジタル技術が前提となる時代に、実践的なスキルを学び続けることは、多くの国で共通の課題になっています。
例えば、次のような視点は、日本の学生や社会人にも響くかもしれません。
- 自分のスキルを、どのように他者や地域に還元できるか
- 異なる文化や環境で学んだ経験を、仕事や暮らしにどう生かすか
- 学び続けることが、自分と社会の両方を豊かにするという発想
中国とルワンダを結ぶ職業教育の取り組みは、グローバルな協力の一例であると同時に、私たち一人ひとりの学び方や働き方を見直すきっかけにもなります。国や地域が違っても、自分を磨き、その力を他者のために生かそうとする姿勢は共通しています。
国際ニュースとしての枠を超えて、こうしたストーリーから、自分自身の次の一歩を考えてみることができそうです。
Reference(s):
China and Rwanda: Bridging cultures through vocational education
cgtn.com







