中国の春節ってどんな感じ?対聯から春節ガラまで現地スタイル解説 video poster
中国の春節(Chinese New Year/旧正月)は、対聯を貼る、新しい服を買う、ふるさとに帰って家族と春節ガラを見る――そんな一連の時間を通じて一年の始まりを祝う大きな行事です。この記事では、2025年12月現在の視点から、その雰囲気と楽しみ方をコンパクトに整理します。
春節とはどんなお正月?
春節は、中国で一年の始まりを祝う最大級のイベントです。旧正月にあたり、多くの人が仕事や学校を休み、家族や友人と過ごします。日本の正月と同じように、準備から当日、そしてその後の数日まで続く長いお祝い期間が特徴です。
春節前の準備:対聯と新しい服
玄関を赤で彩る「春節の対聯」
春節が近づくと、多くの家庭では赤い紙にめでたい言葉を書いた「春節の対聯(New Year couplets)」を玄関の両脇に貼ります。赤は縁起の良い色とされ、文字には健康や商売繁盛、家族の平安などの願いが込められています。家の入り口を飾るこの一手間で、日常の空気が一気に春節モードに切り替わります。
新しい服で「新しい一年」をまとう
春節の前に新しい服を買う習慣もよく見られます。新しい服は「古いものを脱ぎ捨てて、新しい一年を迎える」という象徴的な意味を持ちます。子どもに新しいコートや靴を用意する家庭も多く、街のショッピングモールやオンラインショップがにぎわうのも春節前ならではの光景です。
一年で最大級の「帰省」と家族の集まり
ふるさとに戻る大移動
春節といえば、何よりも「帰省」です。多くの人が仕事や学びの場からふるさとに戻り、久しぶりに家族と再会します。普段は別々の都市や国に暮らしている兄弟姉妹が、春節の前後だけは同じ食卓を囲む、ということも少なくありません。
家族で楽しむ「春節ガラ」
大晦日の夜には、家族や親しい人たちと一緒に「春節ガラ(Spring Festival Gala)」を見るのが定番の過ごし方になっています。歌やダンス、コントなどが次々と披露される長時間のテレビ番組で、世代を問わず同じ番組を見ながら笑ったりコメントし合ったりすることで、家族の一体感が生まれます。
中国の春節を「どこにいても」楽しむには
もともと中国で祝われてきた春節ですが、今では世界各地で生活する中国出身者や、文化に関心のある人たちにも広がっています。中国以外に暮らしていても、次のような形で春節の雰囲気を味わうことができます。
- 玄関や部屋の入り口に、赤い紙やカードで簡単な「対聯風」デコレーションをする
- 赤や金をテーマカラーにした新しい服を用意し、新年のスタートを演出する
- オンライン通話で家族や友人とつながり、画面越しに一緒に食事をしたり、春節ガラの映像を共有したりする
- 近所の中華料理店やアジア系スーパーを訪ね、春節ならではの商品や雰囲気を感じてみる
春節から見える「つながり」とこれからの一年
春節の一連の習慣は、いずれも「新しい一年を大切な人たちと迎える」という共通のテーマにつながっています。対聯を貼ることも、新しい服を準備することも、ふるさとに戻って春節ガラを囲むことも、最終的には家族や仲間とのつながりを確かめる時間です。
2025年の今、働き方や暮らし方が多様になるなかで、物理的に同じ場所に集まれない人も増えています。それでも、画面越しに顔を見せ合う、同じ番組や音楽を共有する、といった形で「一緒に新年を迎える」ことはできます。中国の春節の過ごし方を知ることは、自分にとっての「一年のはじまり」をどうデザインするかを考えるヒントにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








