ハリー・ポッターで学ぶイギリス英語 教育シリーズ「SPARK」 video poster
魔法の世界に浸りながらイギリス英語のアクセントまで磨けるとしたら――。教育シリーズ「SPARK」が、人気作品「ハリー・ポッター」を入り口に、英語学習の新しい楽しみ方を提案しています。
ハリー・ポッターで楽しみながら英語学習
四半世紀ほど前に中国に紹介されて以来、「ハリー・ポッター」シリーズは、今もなお読者と視聴者の想像力を刺激し続けています。ホグワーツで学ぶ不思議な魔法や、ハリー・ポッターと仲間たちの冒険は、物語としての魅力はもちろん、英語学習の視点から見ても注目されています。
とりわけ映画作品にあふれる豊かな英語表現と、多様なイギリス英語のアクセントは、英語学習者にとって貴重な「耳の教材」です。登場人物ごとに異なる話し方を聞き分けることで、教科書だけではなかなか触れにくい発音やイントネーションの違いを感じ取ることができます。
英語教育の専門家がアクセントの「ツボ」を解説
今回のSPARKの動画には、北京外国語大学のInternational Business School of Beijing Foreign Studies Universityでアカデミック英語プログラムのディレクターを務める楊愛欣(Yang Aixin)さんが登場します。
楊さんは、イギリス英語のアクセントに見られるいくつかの特徴を取り上げ、それぞれをどのように身につけていけばよいかを、具体的な例を交えながら解説します。
動画の中では、英語学習者が気になりそうな次のようなポイントにも触れています。
- イギリス英語のアクセントを練習するとき、唇は本当に「薄く」なるのか
- アクセントのトレーニングは、リスニング試験のスコアアップにどのようにつながりうるのか
- 作品のどのキャラクターの話し方をまねると、自分に合ったアクセントを身につけやすいのか
ハリー・ポッターファンであっても、純粋な英語学習者であっても、「どのように映画作品を学びの場として使うか」という実践的なヒントが得られそうです。
魔法の物語が「発音トレーニング」の場に
ホグワーツの授業風景や、登場人物同士の会話シーンに耳を澄ませると、語彙や文法だけでなく、音の長さや抑揚、リズムといった「英語の響き」そのものへの意識を向けるきっかけになります。
好きなキャラクターのセリフを選び、その口調やテンポを意識して聞くことは、学習のモチベーションを保ちながら、発音やリスニングの感覚を育てる一つのきっかけになりえます。物語の世界観を楽しみつつ、自分の発音にも小さな変化を起こしていく――そうした学び方を後押ししてくれる内容です。
シリーズ「SPARK」が目指すもの
このハリー・ポッターとイギリス英語の動画は、教育シリーズ「SPARK」の一編です。SPARKは、サイエンス、哲学、アート、リサーチなどを織り交ぜながら、学術的な知見や知識をデジタルコンテンツとして届けることを目指しています。
複雑で専門的になりがちなテーマを、誰にでもアクセスしやすい学びの体験へと変換することで、年齢やバックグラウンドの異なる人々が、ともに学び、考え、成長できる包摂的な知的空間をオンライン上につくろうとしているのが特徴です。
2024年12月20日に中国・北京市で行われた今回の撮影では、楊さんが杖を手にしてカメラの前に立ち、ハリー・ポッターの世界を思わせる雰囲気の中で収録が行われました。
SPARKではこのほかにも、Guangzhiが「敵」から「友」へと変わっていく過程を読み解くエピソードや、「Shaolin」について知っておくべきポイントを紹介するエピソードなど、幅広いテーマが取り上げられています。
日本の読者への示唆
人気の物語や映像作品を、単なる娯楽にとどめず、言語や教養の学びにつなげていく工夫は、日本の英語学習にも通じる視点です。自分が好きな作品のどの要素なら、発音やリスニングのトレーニングに活かせるのか――SPARKの取り組みは、そんな問いを投げかけているようにも見えます。
ハリー・ポッターの世界観が好きな人も、イギリス英語の響きに憧れのある人も、物語と学びをどう組み合わせるかを考えるヒントとして、この試みを捉えてみるとよさそうです。
Reference(s):
cgtn.com








