北京Moshikou新年フェスで味わう中国の春節と獅子舞の迫力 video poster
2025年も終わりに近づき、新年ムードが高まるなか、中国・北京のMoshikou New Year Festivalでは、春節(旧正月)の伝統を体感できる獅子舞や民俗芸能が披露されています。太鼓のビートと迫力ある舞いが織りなす「中国の新年の風景」は、日本から見ても興味深い文化の窓になっています。
Moshikou New Year Festivalとは
北京・石景山区にあるMoshikouエリアでは、中国の春節シーズンに合わせて「Moshikou New Year Festival」と呼ばれる新年イベントが行われています。中国の新年(Chinese New Year)の雰囲気を、街のなかで身近に感じられる行事として紹介されています。
会場では、力強い太鼓のリズムに合わせて獅子舞が登場し、訪れた人びとに新年の活気を伝えます。賑やかな音とダイナミックな動きが重なり合い、春節の空気をその場に呼び込んでいるようです。
太鼓と獅子舞がよみがえらせる春節の伝統
Moshikou New Year Festivalの中心となるのが、獅子舞の公演です。色鮮やかな獅子の頭と長い胴体をまとった演者たちが、複数人で息を合わせて動き、時に跳ね、時に首を振りながら、観客のすぐそばまで近づいていきます。
背後では、ドン、ドンと鳴り響く太鼓の力強いビートが続きます。そのリズムに乗せて獅子が舞う姿は、見る人を思わず引き込み、何世代にもわたって受け継がれてきた春節の伝統を目の前でよみがえらせているようです。音と動きだけで、新年を祝う喜びや「福」を呼び込む願いが伝わってきます。
旗ざおの妙技「フラッグ・ポール・バランシング」
獅子舞と並んで注目されるのが、「フラッグ・ポール・バランシング」と呼ばれる民俗芸能です。長い旗ざおを肩や額、あごなど体の一部に乗せてバランスを取りながら支える妙技で、観客が思わず息をのむ場面も多いとされています。
シンプルな道具でありながら、高い集中力と体幹の強さが求められるこの演目は、春節を祝う民俗芸能の豊かさと、身体技を通じて受け継がれてきた文化の重なりを象徴する存在です。Moshikou New Year Festivalでは、こうした演目が組み合わさることで、春節の多彩な表情が立体的に描き出されています。
日本の正月と比べて見える共通点と違い
日本でも正月には獅子舞や和太鼓の演奏が行われ、商店街や地域のイベントで新年を祝う光景が見られます。北京・Moshikou New Year Festivalの様子を重ねてみると、次のような共通点と違いが浮かび上がります。
- 太鼓や舞いなど「音」と「体の動き」で新年のめでたさを表現する点は共通していること
- 地域の人びとが集まり、世代を超えて同じ演目を楽しむ「地域行事」としての性格があること
- 同時に、旗ざおの妙技や獅子舞のスタイルなど、土地ごとの個性が際立つこと
こうして比べてみると、中国の春節も日本の正月も、「新しい年を迎える喜びを、体で感じられる場をつくる」という点でよく似ています。一方で、舞い方や使う道具、音の重ね方など、細部にはそれぞれの地域の歴史と価値観がにじんでいます。
2025年の終わりに考える「祭り」の役割
2025年の終盤、世界のあちこちで新年を迎える準備が進むなか、北京・Moshikou New Year Festivalのような春節の行事は、「祭り」が持つ意味を改めて考えさせてくれます。
獅子舞の力強い足踏みや、旗ざおを支える集中したまなざしは、単なる見せ物ではなく、コミュニティの記憶や願いを次の世代につないでいく営みでもあります。こうした中国の春節文化に目を向けることは、日本の正月や地域の祭りを見つめ直すヒントにもなりそうです。
スマートフォン越しに世界の映像が届く今だからこそ、北京の一角で続くMoshikou New Year Festivalのようなローカルな行事に目を向けることが、国境を越えた新しい「新年の会話」を生み出すきっかけになるのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








