『Ne Zha 2』からNYファッションWまで 国際ニュースで読む2025年カルチャー
中国の英語メディアCGTNのカルチャー番組「The Vibe」は、2025年2月の回で、中国アニメ映画「Ne Zha 2」、新作「キャプテン・アメリカ」、レバノンのTCM鍼灸、ニューヨーク・ファッション・ウィークという4つのトピックを取り上げました。本記事では、その内容を手がかりに、2025年の国際カルチャーの今をコンパクトに整理します。
中国アニメ『Ne Zha 2』 ヒット作の裏側に迫る
番組の「Ne Zha 2」特集では、大ヒット作となったアニメ映画の制作現場にカメラが入り、どのようにキャラクターやアクションシーンが生み出されているのかを追っています。
中国発のアニメ作品が国際市場で存在感を高めるなか、「Ne Zha 2」はストーリーやビジュアルだけでなく、制作プロセスそのものが注目されていることが分かります。デジタル技術と伝統的な物語世界をどう融合させるかは、中国アニメにとって重要な挑戦となっています。
新作『キャプテン・アメリカ』 中国公開は賛否両論
同じ回では、新作「キャプテン・アメリカ」映画が2025年2月14日に中国で公開されたことも取り上げられました。観客の反応は「賛否両論」とされ、シリーズ作品への期待と、物語やキャラクターの変化への受け止め方が分かれたようです。
ハリウッド作品が中国でどのように受け止められるかは、映画ビジネスだけでなく、ポップカルチャーにおける価値観の交差点としても重要です。番組は、観客の率直な声を通じて、「世界のヒーロー像」が地域によってどう見え方が変わるのかを示しています。
レバノンで30年続くTCM鍼灸 中国レバノンの静かなつながり
「China Lebanon Ties」のコーナーでは、レバノンで30年以上にわたりTCM(伝統中国医学)の鍼治療を続けているクリニックが紹介されています。番組は、院長に直接話を聞き、どのような経緯でTCMと出会い、それを現地で根付かせてきたのかに迫ります。
長年にわたってTCMを続けてきた背景には、患者との信頼関係や、東洋医学的なアプローチを求める人々のニーズがあります。派手さはありませんが、こうした医療・ウェルネスを通じた交流は、中国と中東地域の関係を支える「生活レベルのつながり」として注目できます。
ニューヨーク・ファッション・ウィーク 2025年秋冬コレクションが開幕
番組はまた、ニューヨーク・ファッション・ウィークが開幕し、2025年秋冬シーズン向けの大胆なコレクションが次々と発表されている様子も伝えています。ランウェイには、色使いやシルエット、素材感で強いメッセージを放つスタイルが並びました。
ニューヨークから発信されるトレンドは、アジアを含む各地のブランドや消費者にも影響を与えます。2025年の秋冬は、「自己表現」と「機能性」を両立させるファッションが一つの軸になりそうだと感じさせる内容です。
4つのトピックから見える2025年のカルチャー像
一見バラバラに見えるこの4つの話題には、いくつか共通するテーマがあります。
- 中国と世界が、アニメや映画を通じて互いの物語やヒーロー像を共有しつつ、違いも浮かび上がらせていること
- 医療やウェルネスの分野で、TCMのような伝統的な知恵が静かに受け入れられ、国や地域をまたぐ信頼を育てていること
- ファッションの最前線では、多様な価値観を前提にした「自分らしさ」の表現がより強く求められていること
2025年も終盤に差しかかりましたが、2月の番組で切り取られたこれらのシーンは、今年一年を振り返るうえで象徴的なスナップショットと言えます。国際ニュースを追うとき、政治や経済だけでなく、こうしたカルチャーの断片にも目を向けることで、世界の変化をより立体的に捉えられるのではないでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








