89歳モデル・ワン・ダーシュン、Ne Zha 2で仙人役に声の出演 video poster
89歳のモデル、ワン・ダーシュンさんが、最近ヒットしている映画Ne Zha 2で不老の仙人Wuliang Xianwengの声を担当しました。CGTNのインタビューでは、どのようにしてこの独特なキャラクターを作り上げていったのか、そのプロセスが語られています。
大ヒット作で存在感を放つ89歳モデル
映画Ne Zha 2は、公開後まもなく大きな注目を集めている作品です。その中で、年齢89歳のモデルであるワン・ダーシュンさんが重要な役どころを任されたことは、作品そのものと同じくらい話題になっています。
モデルとして活動してきたワンさんにとって、今回はカメラの前ではなく、マイクの前に立つ仕事です。姿は画面に映らないものの、その声がキャラクターの印象を大きく左右します。
最初は役も分からないままスタート
CGTNのインタビューによると、ワンさんが最初に吹き替えの依頼を受けたとき、自分がどの役を演じるのかは知らされていなかったといいます。作品の内容やキャラクターの詳細が分からない中で、まずスタジオに入り、収録が始まりました。
その後、監督の丁寧な指導や説明を通じて、ワンさんは次第にWuliang Xianwengという役柄を理解していきました。どのような性格を持つ存在なのか、物語の中でどのように変化していくのかを把握しながら、声の出し方や表現を深めていったとされています。
声だけでキャラクターの変化を表現
演技の中でも、声だけでキャラクターの魅力や変化を伝えることは簡単ではありません。表情やしぐさを使えない分、声の高さや強弱、間の取り方といった要素に、より繊細なコントロールが求められます。
不老の仙人という役は、一般的に重みのある落ち着きと同時に、どこか親しみやユーモアも感じさせる存在として描かれることが多いでしょう。その幅の広い人物像を、声だけでどう表現するか。ワンさんは監督と対話を重ねながら、その答えを探っていったとみられます。
高齢でも新しい挑戦を続けるというメッセージ
今回のキャスティングで特に印象的なのは、年齢を重ねた人材が大作映画の一部を担っているという点です。89歳で新たな挑戦に取り組むワンさんの姿は、「年齢にかかわらず、学び続け、表現し続けることはできる」というメッセージとして受け取ることができます。
大規模な映像作品の現場では、収録スケジュールや集中力の維持など、若い世代でも負担の大きい要素が少なくありません。その中で、監督の指示を受けながら役への理解を深めていったというエピソードは、高齢者の働き方や才能の生かし方を考える上でも示唆に富んでいます。
映画を見るときの「耳の楽しみ方」
Ne Zha 2をこれから観る人も、すでに観た人も、Wuliang Xianwengが登場する場面では、ぜひ声に注目してみてください。キャラクターの雰囲気や、場面ごとの感情の変化を意識して聞くと、物語の印象が少し違って見えてくるかもしれません。
映像だけでなく、誰がどのような思いでその声を演じているのかを想像することは、作品をより深く味わう手がかりになります。とくに今回は、89歳のモデルが吹き込んだ声だと知ることで、同じシーンもまた違った重みを帯びて聞こえてくるはずです。
国際ニュースとして読む「声の物語」
CGTNのインタビューは、映画の表舞台だけでなく、裏側で作品を支える人々にも光を当てています。国際ニュースを日本語で追う私たちにとっても、こうした視点は、海外のエンターテインメントをより立体的に理解する助けになります。
高齢化が進む日本社会にとって、89歳のモデルが多くの観客を集める映画に声で参加しているという事実は、「年齢と仕事」「クリエイティブ産業と多様性」を考えるきっかけになりそうです。Ne Zha 2とWuliang Xianweng、そしてワン・ダーシュンさんの声。その組み合わせは、世代を超えた表現の可能性を静かに語りかけています。
Reference(s):
89-year-old model Wang Deshun voices Wuliang Xianweng in 'Ne Zha 2'
cgtn.com








