PAGE Xで読む『Tuesdays with Morrie』 中国で医療を築いた女性が語る人生の意味 video poster
「PAGE X」で浮かび上がる、一冊の本と人生の問い
国際ニュースが次々と流れる中で、40年以上前に中国へ渡り、民間医療機関ユナイテッド・ファミリー・ヘルスケアの立ち上げに関わったアメリカ人女性ロバータ・リプソン氏の物語が、オンライン番組「PAGE X」で紹介されました。彼女の人生を形づくった一冊が『Tuesdays with Morrie』です。仕事の成功だけでは満たされない「より意味のある生き方」とは何か――番組はこの問いを、読書を通じて静かに投げかけます。
40年以上前、中国へ渡った若きロバータ
リプソン氏が中国を初めて訪れたのは、今から40年以上前のことでした。若いアメリカ人として未知の土地に飛び込み、ユナイテッド・ファミリー・ヘルスケアを仲間と共に立ち上げます。始まりは困難の連続でしたが、試行錯誤を重ねながら組織を築き上げ、現在の成功へとつなげてきました。
その長い道のりの中で、彼女が問い続けてきたのが「どうすれば、より意味のある人生を送れるのか」というテーマです。その答えを探す中で出会ったのが、『Tuesdays with Morrie』という一冊でした。
オンライン番組「PAGE X」とは
今回リプソン氏が登場した「PAGE X」は、多様な分野のゲストを招き、それぞれが「お気に入りの本から選んだ一つのページ」を紹介するオンラインプログラムです。視聴者は、ゲストの解釈を通じて世界の知的な名著に触れ、読書の魅力をあらためて発見することができます。
- 多様なバックグラウンドを持つゲストが登場する
- 一冊の本から特定の一節や一ページを選び、自身の経験と重ねて語る
- インターネットを通じて誰でも視聴でき、読書の「ハイライト」に出会える
「PAGE X」は、大部な本を最初から最後まで読み切る時間が取りづらい人にとっても、世界の知に触れる入口となるよう設計された番組だといえます。
『Tuesdays with Morrie』が教えてくれること
リプソン氏が選んだ『Tuesdays with Morrie』は、人生の意味や生き方を静かに問いかける作品として紹介されています。彼女は、この本のページの中に「より意味のある人生をどう生きるか」という、自らの問いへのヒントを見いだしました。
ユナイテッド・ファミリー・ヘルスケアを立ち上げ、困難な時期を乗り越えてきた経験と重ね合わせることで、本のメッセージはより具体的なものとして響きます。仕事で成果を上げることだけでなく、人とのつながりや日々の小さな時間を大切にすることが、充実した人生につながる――そんな視点が浮かび上がってきます。
医療の現場と「生きる意味」の問い
医療という分野では、人の生と死、健康と不安が日常的に交差します。その中で「何を大切に生きるのか」という問いは、抽象的な哲学ではなく、目の前の選択そのものになります。中国で医療機関づくりに関わってきたリプソン氏にとって、『Tuesdays with Morrie』は、そうした日々の現実と深く結びついた一冊だといえます。
視聴者へのヒント:3つのキーワード
「PAGE X」で語られた読書体験や人生観は、私たちの日常にもそのまま引き寄せて考えることができます。番組から拾えるヒントを、あえて三つのキーワードに整理してみると次のようになります。
- 意味を言葉にする:自分の仕事やキャリアが、誰のどんな役に立っているのかを言葉にしてみる。
- 一冊の本と向き合う:短い一節でもよいので、本を通じて自分の価値観を見直す時間を持つ。
- 視野を越境する:異なる文化や国で生きる人の経験から、自分とは違う生き方をイメージしてみる。
こうした小さな実践は、劇的に生活を変えるものではないかもしれませんが、「何のために働き、暮らしているのか」という問いに、少しずつ輪郭を与えてくれます。
デジタル時代にこそ、ページをめくる
スマートフォンで情報が絶えず流れてくる2025年の今、長く読み継がれてきた本の一ページに立ち止まることは、贅沢な時間に感じられるかもしれません。「PAGE X」のようなオンライン番組は、忙しい日常の中でも世界の知に触れ、人生の意味を静かに考えるきっかけを提供しています。
通勤時間や一日の終わりに、ニュースのタイムラインを一度閉じて、リプソン氏が選んだ『Tuesdays with Morrie』のような本の一節を思い浮かべてみる。そんな小さな習慣から、私たち自身の「火曜日」が始まるのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








