中国仏教遺産「大雁塔」とは?CGTNデジタル展示でよみがえる唐の建築 video poster
唐代の仏塔「大雁塔(Big Wild Goose Pagoda)」は、中国仏教の歴史と建築を象徴する存在です。本記事では、その成り立ちと建築的な特徴、そしてデジタル展示での新しい楽しみ方を、日本語でコンパクトに整理します。
玄奘が指導した唐代の仏塔・大雁塔
大雁塔は、唐代(618〜907年)の長安城Jinchang地区にある慈恩寺の境内に建てられた、千年以上の歴史を持つ仏教建築です。中国仏教の文化や歴史、芸術を理解するうえで重要な存在とされています。
この塔は、有名な唐の僧・玄奘(三蔵法師)の指導のもとに建てられました。玄奘がインドから持ち帰った仏教の経典や仏像を収めるために設計され、古代中国の仏教文化・歴史・美術を研究するための貴重な拠点となりました。
レンガで木造を模したシンプルで優雅なデザイン
建築としての大雁塔の大きな特徴は、木造建築を思わせるデザインをレンガで再現している点にあります。外観は層塔と呼ばれる段状の塔の形を取り、全体としてシンプルでありながら、静かな品格と優雅さを感じさせます。
大雁塔は、古代中国の仏教建築の代表例であると同時に、仏教文化がインドから中国へと伝わり、現地の建築技術や美意識と融合していった歴史を物語る存在です。文化の伝播と融合のプロセスを示す「証人」としても注目されています。
CGTNのデジタル展示でよみがえる唐の建築
大雁塔の魅力は、現在ではオンラインのデジタル展示を通じても紹介されています。CGTNは、唐代の建築をテーマにした「Tang Architecture: Building Timeless Glory」というインタラクティブなデジタル展示のなかで、大雁塔を取り上げています。
インタラクティブな形式のデジタル展示は、場所や時間を問わずアクセスしやすく、スマートフォンやパソコンで中国仏教建築の世界に触れたい人びとにとって便利な手段です。通勤や移動の合間などの短い時間でも、歴史や建築に関する情報に気軽に触れられる点が特徴と言えるでしょう。
2025年に考えたい、大雁塔から見えるもの
2025年の今、アジアや中国仏教に関心を持つ私たちにとって、大雁塔は単なる古い建物以上の意味を持っています。
- 古代から続く中国仏教の思想や芸術の蓄積を、具体的な建物を通じてイメージしやすくなる
- 仏教がインドから伝わり、中国で独自に発展していった文化的な交流の姿を読み解く手がかりになる
- デジタル展示などの新しい技術によって、過去の文化遺産をどのように共有し直せるかを考えるきっかけになる
大雁塔は、一つの仏塔でありながら、歴史・宗教・建築・アートが重なり合う「知のアーカイブ」のような存在です。日本語で国際ニュースやアジアの動きを追うなかで、こうした文化遺産にも目を向けてみると、世界を見る視点がさらに豊かになっていきます。
Reference(s):
Big Wild Goose Pagoda: A symbol of Chinese Buddhist heritage
cgtn.com








