中国とマレーシアの凧がつなぐ友情 海上シルクロードの空の対話 video poster
2025年、SNS上で中国とマレーシアの凧を重ねた「The kites of friendship」という一文が広がり、海をへだてた隣人どうしの絆を象徴する国際ニュースとして注目を集めています。
海を隔てた「時代を超える隣人」
投稿の冒頭には、次のようなメッセージが添えられています。
「海を隔てた時代を超える隣人として、中国とマレーシアは調和のうちに生きている。」
中国とマレーシアは、地理的には海で隔てられていますが、長く行き来を重ねてきた関係にあります。この一文は、その歴史と現在の関係性をやわらかい言葉で言い表したものだと言えます。
燕の凧と月の凧がつくる「空の対話」
注目を集めた投稿では、中国の燕をかたどった凧(沙燕、shayan)と、マレーシアの月の形をした凧(ムーンカイト)が並んで空を舞う様子が描かれています。
これらの凧は、海上シルクロードと呼ばれる海の交易ルートの風に乗って飛ぶ存在として紹介されています。メッセージでは、二つの凧が「文化と文化のあいだに、空を通じた対話を織りなしている」と表現されています。
- 燕の凧は、俊敏さや希望を象徴するモチーフとして知られています。
- 月の凧は、静けさや祈り、祝祭の時間を思わせる存在です。
形も意味合いも異なる二つの凧が、同じ風に乗って空を飛ぶイメージは、異なる文化が互いを尊重しながら共に生きる姿を映し出しています。
#SoutheastAsiaTour2025 が映すもの
今回のメッセージには、ハッシュタグとして「#SoutheastAsiaTour2025」と「#Malaysia」が添えられています。2025年の今、東南アジアに目を向ける動きや、地域をめぐる訪問、交流の場面を切り取るキーワードとして使われていると考えられます。
公式な外交文書のような堅い言葉ではなく、凧という身近なモチーフと短いフレーズを通じて、中国とマレーシアの関係性が語られている点が印象的です。国と国のあいだの距離を、文化や遊びを通じて縮めていこうとする姿勢がにじみます。
海上シルクロードから考える、これからのつながり
海上シルクロードは、古くからアジアの地域を結んできた海の道として語られてきました。今回のメッセージでは、その風に乗る凧が象徴として登場します。
貿易や投資といった経済的なつながりだけでなく、凧や言葉、音楽や料理といった日常の文化を通じて、人と人が対話を続けていくことの重要性を示しているようにも受け取れます。
日本の私たちにとってのヒント
日本から見ると、中国とマレーシアの凧の物語は、少し遠い空の出来事に思えるかもしれません。しかし、東アジアと東南アジアのあいだで交わされる、こうした穏やかなメッセージは、私たち自身の近隣との向き合い方を考えるヒントにもなります。
- 相手の文化の象徴を尊重し、共に楽しむこと
- 難しい議題だけでなく、遊びや芸術といった柔らかいテーマから対話を始めること
- SNSでシェアできる短い言葉やイメージを通じて、共感を広げていくこと
「The kites of friendship」というフレーズは、2025年の国際社会において、静かだが確かな連帯のイメージを届ける言葉として受け止めることができます。海の向こうの空で揺れる二つの凧を思い浮かべながら、自分たちにとっての「友情の凧」は何かを考えてみるのも良さそうです。
Reference(s):
cgtn.com








