CGTNが選ぶ2025北京国際映画祭の注目作 多様な文化を映すスクリーン
第15回北京国際映画祭で、中国の国際メディアCGTNが選んだ映画作品のラインナップが発表され、世界各国・地域の多様な文化を映し出すセレクションとして注目を集めています。
第15回北京国際映画祭とCGTNのセレクション
2025年に北京で開かれた第15回北京国際映画祭では、CGTNが映画ファンへの贈り物として、複数の作品をセレクトしました。このセレクションは、世界の文化の多様性と、映画ならではのユニークな視点を祝う企画として位置づけられています。
選ばれた作品群は、単に娯楽としての映画ではなく、スクリーンを通じてそれぞれの社会や歴史、個人の感情を映し出すものとして紹介されています。国際ニュースや文化に関心を持つ視聴者にとって、世界を知るもう一つの窓口となることが期待されます。
世界各国・地域から集まる多彩な作品
CGTNが紹介する作品は、世界各国・地域から集められています。それぞれの作品が自国や地域の文化の美しさを映し出すだけでなく、国境を越えた共同制作など国際的なコラボレーションの成果も多く含まれています。
社会の価値観や日常の風景、家族やコミュニティの姿などが、多様な言語と映像表現によって描かれます。観客は、なじみのない土地の物語であっても、登場人物の感情や葛藤を通じて、自分自身の経験と重ね合わせることができます。
リアリズムから実験的表現まで、幅広いスタイル
今回のセレクションが特徴的なのは、その表現スタイルの幅広さです。現実をありのままに切り取るリアリズムから、詩のように感覚に訴える映像まで、さまざまなアプローチが並びます。
- 日常を静かに見つめる長回しのショット
- 鋭い編集で緊張感を生み出すリズム感のあるカット
- 時間や視点を大胆に入れ替える実験的な物語構造
- 監督の個人的な体験や思想を前面に出したオートゥール的な作品(作家主義の映画づくり)
こうした映像言語の違いは、単なる技法の差ではなく、それぞれの社会や文化が世界をどう捉えているかを映すレンズでもあります。観客は、映像のスタイルそのものからも、多様な文化のあり方を読み取ることができます。
「違い」を見ることで共鳴を見つける
CGTNは、今回の企画を通じて、観客に映画そのものを見ることから一歩進んで、違いを見ることを呼びかけています。文化や言語、価値観の違いをそのまま映し出す映画を前にしたとき、私たちは何に驚き、何に共感するのでしょうか。
映画はしばしば第七芸術と呼ばれます。光と影、音と沈黙、ことばと無言の表情。そのすべてが組み合わさることで、国境や言語の壁を超えた感情の共有が生まれます。
作品ごとに異なる文化的背景がありながらも、人のやさしさや孤独、希望といった普遍的なテーマがにじみ出るとき、観客と制作者のあいだに静かな共鳴が生まれます。その体験こそが、今回のセレクションが目指す世界を感じる映画の楽しみ方だといえます。
スクリーンから世界へ、観客一人ひとりの視点へ
世界の動きが複雑さを増すなかで、国際ニュースだけでは伝えきれない人々の日常や感情に触れる手段として、映画の役割はますます重要になっています。北京国際映画祭でのCGTNのセレクションは、その一つの試みとして位置づけられます。
劇場での鑑賞体験に加えて、オンラインで感想を共有したり、SNSで印象的なシーンやセリフについて語り合ったりすることで、作品は新たな意味を帯びていきます。日本語で国際ニュースや文化を追いかける読者にとっても、こうした映画をきっかけに、自分の視点を少しずつ広げていくことができるかもしれません。
光と影のあいだから立ち上がる物語を通じて、世界各地の現実と想像力に触れる。その積み重ねが、国境を越えた理解と対話の土台になっていくといえるでしょう。
Reference(s):
CGTN's film picks at 2025 Beijing International Film Festival
cgtn.com








