北京・ヤバオルーで味わうロシア文化 お菓子から見る国際ニュースの現場 video poster
政治や経済の国際ニュースが注目される一方で、2025年の北京では、街角の小さな市場やお店からも世界とのつながりが見えてきます。その一例が、ロシア文化が日常生活と出会うエリアとして知られる「ヤバオルー」です。ロシアから届いたお菓子や飲み物を通して、国際都市・北京の別の顔をのぞいてみます。
北京・ヤバオルーで出会う「ロシアの一角」
ヤバオルーは、北京市内の一角にあるエリアで、市場やショップにロシアの品物が並び、ロシア文化と北京の日常が出会う場所として知られています。通りを歩くと、店先にはロシアから届いた商品が所狭しと並び、買い物に訪れる人々の暮らしの一部として溶け込んでいます。
ここでは、特別な観光イベントではなく、あくまで「日常の買い物」の中にロシア文化が入り込んでいるのが特徴です。国際ニュースで見る国家間の関係とは少し違う、生活レベルのつながりが、棚に並ぶ商品から静かに伝わってきます。
お菓子と飲み物で読むミニ国際ニュース
ヤバオルーの市場やショップには、ロシアからのさまざまなスナックが集まっています。チョコレートやクッキー、ケーキといった甘いお菓子から、ピクルスのような食卓向けの一品、そしてジュースまで。どれもひと口かじったり、ひと口飲んだりするだけで、遠い国の暮らしを少し身近に感じさせてくれます。
チョコレートとクッキー:甘さの向こうにある距離感
ロシアのチョコレートやクッキーは、ヤバオルーの「定番アイテム」といえる存在です。シンプルなものから、クリームやナッツが入ったものまで、バリエーションはさまざまです。箱や包装に描かれたデザインから、ロシアの雰囲気を想像しながら選ぶ時間そのものが、小さな海外旅行のような気分につながります。
こうしたお菓子は、北京で暮らす人々にとっては、ちょっとした差し入れや自分へのごほうびとして日常に入り込みます。ニュースで見るロシアという国家像とは別に、「ロシアのチョコレートが好き」といった、ごく個人的な好みが生まれていくところに、文化交流のリアルさがあります。
ケーキとピクルス:甘口と塩味のコントラスト
ヤバオルーでは、ケーキのような甘いスイーツと、ピクルスのように食事の一品になるものが、同じ「ロシアの味」として並びます。祝いごとやティータイムを連想させるケーキと、食卓を支える常備菜のようなピクルス。この甘口と塩味のコントラストは、ロシアの食文化の幅広さを感じさせます。
棚に並ぶケーキやピクルスを眺めていると、「遠い国の特別な料理」ではなく、「誰かの日常を支える食品」としてのロシアの姿が浮かび上がってきます。ここでもまた、国際ニュースの背後にある生活のディテールが見えてきます。
ジュース:一番身近な入り口
ジュースは、ロシアの味に初めて触れる人にとって、最も身近な入口かもしれません。フルーツの香りや甘さは国を問わず共有しやすく、「どんな味だろう」と試しやすい存在です。ヤバオルーでは、こうしたジュースが日々の飲み物の選択肢のひとつとして並び、北京の人々の暮らしとロシア文化をさりげなくつないでいます。
「中国の日常」と「ロシア文化」が交差する場所
ヤバオルーが興味深いのは、ロシア文化が「特別なイベント」としてではなく、「いつもの買い物コース」の中に溶け込んでいる点です。市場やショップにロシアのチョコレートやクッキー、ピクルス、ジュースなどが並ぶことで、中国の首都・北京の日常とロシアの生活文化が自然に交差しています。
棚に並ぶ商品は、単なる輸入品の集合ではありません。そこには、商品を仕入れる人、買う人、食べる人、それぞれの思いや選択が重なっています。こうした動きは、ニュースの見出しには載らないかもしれませんが、確かに国と国、人と人をつなぐ「静かな国際ニュース」といえるでしょう。
日本の読者へのヒント:ニュースを「食」から考える
日本語で国際ニュースを追いかけていると、国家間の対立や大きな会議の話題に目が行きがちです。しかし、北京・ヤバオルーのように、ロシアのお菓子やジュースが日常に入り込んでいる光景を思い浮かべると、世界とのつながりはもっと身近なところにもあることに気づかされます。
日本でも、各国の食品を扱うエリアやショップが少しずつ広がっています。そうした場所を歩きながら、「このお菓子が生まれた国の人たちは、どんな日常を送っているのだろう」と想像してみることは、国際ニュースの見方を静かに変えてくれるきっかけになるかもしれません。
北京のヤバオルーで並ぶロシアのチョコレート、クッキー、ケーキ、ピクルス、ジュース。これらは、遠い国の文化を、ひと口の味わいとして手元に引き寄せてくれる存在です。ニュースの見出しとあわせて、こうした「食の風景」にも目を向けることで、世界を立体的にとらえる視点が少しずつ育っていきます。
Reference(s):
cgtn.com








