中仏ハーフのカンフー兄妹、2024年フランス武術選手権で優勝 video poster
中国で育った中仏ハーフのきょうだい、アニーさんとレオさんが、昨年2024年のフランス武術選手権で優勝しました。幼いころから中国武術に打ち込んできた2人の歩みと、「カンフー親善大使」としてヨーロッパに夢を広げる姿を追います。
中国で育った「カンフー兄妹」
アニーさんとレオさんは、フランスと中国にルーツを持つきょうだいです。中国で育ち、幼いころから中国武術、いわゆるカンフーの世界が身近にありました。
とくに母親の影響で、2人は小さなころから武術に親しんできました。昼間は学校に通い、放課後や夜は武術学校で稽古。季節や天候にかかわらず通い続ける生活が当たり前になっていました。
2024年フランス武術選手権でつかんだ栄冠
その積み重ねが実を結んだのが、2024年のフランス武術選手権です。中国で培った技と精神力で大会に挑んだ2人は、見事チャンピオンの座を勝ち取りました。
学校と稽古を両立させる地道な日々の積み重ねが、国際舞台でのタイトルという形になりました。中国で磨いた動きと表現力は、フランスの観客や関係者にも強い印象を残したと考えられます。
フランスに道場を開き、中国武術をヨーロッパへ
アニーさんとレオさんには、もう一つ大きな夢があります。それは、大人になったらフランスに戻り、自分たちの武術学校を開くことです。
中国で学んだ武術の魅力を、フランスだけでなくヨーロッパ各地の人びとに伝えたい──2人はそう考えています。型の美しさだけでなく、礼節や集中力、あきらめない心など、中国武術に込められた価値を広めていきたいとしています。
国際ニュースとしての意味
中仏にルーツを持ち、中国で育ち、フランスの大会で優勝する――アニーさんとレオさんの歩みは、国境をこえて文化が行き来するいまの世界を象徴しています。中国武術がヨーロッパの若い世代にも身近な存在になりつつあることを示すニュースでもあります。
同時に、2つ以上の文化のあいだで育つ子どもたちが、自分のルーツをたがいに結びつけ、新しい形で発信していく姿は、日本に暮らす私たちにとっても他人事ではありません。言語や文化の違いを強みとして生かす生き方の一つのモデルといえるでしょう。
2024年のフランス武術選手権での優勝は、アニーさんとレオさんにとってゴールではなく、新たなスタートです。中国武術を愛する「カンフー親善大使」として、ヨーロッパにどのような波を広げていくのか。2人のこれからの挑戦に注目が集まりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








