中国・日照で潮干狩りブーム 初夏の海辺に観光客が押し寄せる
中国・山東省の日照市で、2025年初夏から潮干狩りブームが高まり、海辺の村に多くの観光客が集まっています。海風が心地よい季節の体験型観光として人気を集めており、地域のにぎわいづくりにもつながっています。
初夏の海辺に広がるにぎわい
日照市の東部にある濱海の村、濱海源村があるのは、東部の山東省の沿岸部です。初夏の暖かく塩気を含んだ海風が吹き抜けるころ、この村の砂浜には笑い声と歓声が響きます。潮が引くと、濡れた砂浜が一面に広がり、その様子はまるで天然の宝の地図のようです。
潮が引いた砂の下には、貝が隠れています。その貝を探して掘り当てようと、地元の人だけでなく、多くの観光客も浜辺に集まり、季節限定の潮干狩りに夢中になります。砂を掘る手元に集中しながらも、波の音や海風を感じる時間は、都会では味わえないひとときです。
家族で楽しめる体験型観光
日照の潮干狩りは、単に貝を取るだけでなく、家族や友人と一緒に過ごす体験型の観光として注目されています。特に子ども連れの家族にとって、海辺での潮干狩りは人気のレジャーになりやすい要素がそろっています。
- 砂浜を歩き回り、貝を探す「宝探し」のような楽しさ
- 自分の手で見つけた貝をその場で眺めたり、持ち帰って味わったりできる実感
- スマートフォンで写真や動画を撮影し、SNSで共有したくなる映える風景
こうした要素が重なり、短い滞在時間でも満足感の高い観光体験になりやすいのが、潮干狩りの特徴です。
地域にもたらされるささやかな経済効果
観光客が増えると、周辺の飲食店や小さな売店、宿泊施設などの利用も増えます。海辺での潮干狩りをきっかけに、近くの市場で海産物を買ったり、地元料理を味わったりする人も出てくるでしょう。
こうした動きは、大規模な観光開発ではなくても、地域の暮らしにじわじわとした経済効果をもたらす可能性があります。季節ごとに特色ある体験を提供できれば、リピーターや口コミで訪れる観光客も増えていきます。
環境への配慮も欠かせない
一方で、自然の恵みを楽しむ潮干狩りには、環境への配慮も欠かせません。貝を取りすぎないことや、ゴミを残さずに持ち帰ることは、持続的に海辺を楽しむための基本です。
観光客のマナーが守られれば、海辺の生態系を守りながら、毎年季節の楽しみとして潮干狩りを続けていくことができます。海と共に生きてきた沿岸部の村にとっても、自然環境を守ることは、地域の魅力を長く保つことにつながります。
また訪れたくなる海辺の時間
海風、潮の香り、砂の感触、そして貝を掘り当てたときの小さな達成感。日照の海辺での潮干狩りは、五感で海を感じる体験として、多くの人の記憶に残る時間になりそうです。
2025年の初夏に賑わいを見せた日照の潮干狩りブームは、今後も季節の風物詩として続いていく可能性があります。ニュースとして動きを追うだけでなく、「自然とどう付き合い、地域の魅力をどう引き出していくか」という視点からも、注目しておきたい動きです。
Reference(s):
cgtn.com








