北京Mentougouに21キロのバラ並木道 約43万9千株が生む「花経済」の今 video poster
北京Mentougouに21キロのバラ並木道 約43万9千株が生む「花経済」の今
北京のMentougouで、総延長21キロにわたってバラが並木のように咲く「ローズアベニュー」が話題になっています。第9回国際バラ会議にあわせて約43万9千株のバラが主要道路沿いに植えられ、いまは写真スポットとして多くの人を引きつけ、地域の観光や花経済を後押ししています。
21キロ続く「北京最長」のバラ並木道
このローズアベニューは、Mentougouの主要道路に沿って21キロにわたりバラが植えられている、北京市内で最も長いバラの並木道とされています。通りに沿って続くバラの帯が、車で通り抜ける人にとっても、歩行者にとっても印象的な景観をつくり出しています。
バラは本数にして約43万9千株にのぼり、道路沿いのいたるところで花を楽しめる設計です。通勤や通学の途中でも、日常の風景の中で自然と花に目が向くような環境になっていると考えられます。
第9回国際バラ会議がきっかけに
今回の大規模な植栽は、第9回国際バラ会議にあわせて進められました。国際的なイベントを契機に、都市の景観づくりやインフラ整備を一気に進める手法は、世界各地で見られます。Mentougouのローズアベニューも、その一つの例と言えます。
会議に向けて整備されたバラの道が、イベント終了後も地域の資産として残り続ける点は重要です。一度きりの演出ではなく、日常的に市民と訪問者が楽しめる景観として根づくことで、国際会議のレガシーが生き続けます。
写真映えスポットとして広がる人気
いま、このローズアベニューは「写真映え」するスポットとして人気を集めています。道沿いのバラを背景に写真を撮ったり、動画を撮影してSNSに投稿したりする人が増え、それがさらに新しい訪問者を呼ぶ好循環が生まれています。
スマートフォン一つで写真や動画を共有できる時代に、景観そのものが情報発信の媒体になります。Mentougouのバラ並木も、観光パンフレットではなく、日々アップされる個人の投稿を通じて国内外に知られていく可能性があります。
地域を支える「花経済」とは
今回のローズアベニューは、いわゆる「花経済」の一例としても注目されます。花を軸に人の流れを生み、地域経済につなげていくという考え方です。Mentougouでは、バラを見に訪れる人が増えることで、周辺の商業や観光関連の活動への波及効果が期待できます。
- 観光客の増加による消費の拡大
- 街のイメージ向上とブランドづくり
- 住民にとっての散歩・憩いの場としての価値
こうした取り組みでは、華やかな話題性だけでなく、長期的に花を維持・管理していく体制づくりも欠かせません。季節ごとの手入れを続けながら、イベントの時期以外でも楽しめる景観として育てていけるかどうかが、花経済を持続的なものにする鍵になります。
日本と世界の都市づくりへのヒント
日本でも、桜並木や花畑を観光資源として活用する地域は少なくありません。Mentougouのローズアベニューは、国際会議をきっかけに整備された花の道が、日常の生活空間と観光の双方を支えるインフラになりうることを示しています。
一見ローカルな出来事に見えるこのニュースは、都市の魅力づくりや観光戦略を考えるうえで、多くの都市に共通するヒントを含んでいます。花を介して人が街に集まり、その街を好きになる。そんなシンプルな循環をどうデザインするか――Mentougouのバラ並木は、その問いに対する一つの答えを示しているのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








