オルセー美術館の名作が上海へ ミレーとゴッホ作品を開梱公開
パリのオルセー美術館の名作が上海に到着
フランス・パリのオルセー美術館の名作が、この6月、中国・上海の浦東美術館(Museum of Art Pudong)に到着し、報道陣向けの開梱式が行われました。国際ニュースとしても注目される大規模な美術展の準備の一幕です。
6月9日、浦東美術館で開梱式
6月9日、上海の浦東美術館でオルセー美術館から運ばれた作品の開梱式が行われました。会場では、ジャン=フランソワ・ミレーの代表作「落穂拾い(The Gleaners)」と、フィンセント・ファン・ゴッホの「アルルの寝室(Bedroom in Arles)」が、報道陣の前で慎重に箱から取り出され、お披露目されました。
これらの作品は、西洋美術を代表する巨匠たちによる本物の絵画で、来場者が間近で鑑賞できるように準備が進められていきました。
展覧会「Paths to Modernity」 100点超の傑作が集結
今回の開梱式は、浦東美術館で開催される展覧会「Paths to Modernity: Masterpieces from the Musée d'Orsay, Paris」に向けたものです。この展覧会は6月19日に開幕する予定で、オルセー美術館から貸し出された100点を超える作品が展示される計画でした。
展示されるのは、ゴッホ、モネ、ミレー、セザンヌなど、西洋美術の巨匠による真作ばかりです。タイトルにある「Paths to Modernity(近代への道)」が示すように、さまざまな作家の作品を通じて、西洋美術がどのように変化してきたのかをたどる構成になるとみられます。
中国で過去最大規模となるオルセー美術館コレクション
この展覧会は、中国でこれまでに開かれてきたオルセー美術館コレクションの展示としては、最大規模になるとされています。中国の大都市・上海で、世界的な美術館のコレクションが一度にこれほどまとまって紹介される機会は多くありません。
作品を実際に運び、開梱し、公開するまでには、多くの専門家の協力と時間が必要です。開梱式は、そのプロセスの一部を一般の人びとやメディアが垣間見ることのできる貴重な瞬間でもあります。
日本の読者にとっての意味
海外の美術館の作品がアジアの都市に貸し出され、大規模な展覧会として公開される動きは、日本の読者にとっても無関係ではありません。近隣地域でこうした展覧会が増えることで、将来的な共同企画や作品交流の可能性も広がっていきます。
今回のような国際ニュースを追いかけることで、美術作品そのものだけでなく、「作品がどのように移動し、どこで、誰によって鑑賞されるのか」という視点からも、文化のダイナミズムを考えるきっかけとなりそうです。
この記事のポイント
- 6月9日、上海の浦東美術館でオルセー美術館の作品の開梱式が実施された
- ミレーの「落穂拾い」とゴッホの「アルルの寝室」が報道陣に公開された
- 展覧会「Paths to Modernity」は6月19日に開幕する予定の企画として準備が進められていた
- 中国で過去最大規模となるオルセー美術館コレクションの展示と位置づけられている
Reference(s):
Masterpieces of Orsay Museum unboxed in Shanghai ahead of exhibition
cgtn.com








