上海・Caoyang Cinema、65周年で再び脚光 video poster
上海の歴史ある映画館 Caoyang Cinema が、創業65周年を迎えた2025年、上海国際映画祭の舞台となり、再び注目を集めています。満席の上映や記念チケット、映画グッズや展示を通じて、古い映画館が新しい魅力を見せています。
65周年を迎えた映画館に吹き込まれる新しい活気
Caoyang Cinema のマネージャーは、今年、映画館の創業65周年を記念してさまざまな企画を打ち出しています。長い歴史を持つ映画館にとって、65年という節目は、単なる通過点ではなく、次の世代へとバトンを渡すタイミングでもあります。
この映画館は、2025年現在も地域に開かれた場であり続けようとしています。懐かしさだけでなく、新しい体験を提供することで、若い世代の観客も引きつけている点が特徴です。
上海国際映画祭で10回の上映が完売
今年の上海国際映画祭では、Caoyang Cinema がイベント会場の一つとなり、映画ファンの熱気に包まれました。映画祭の2日目までに、同館で行われた10回分の上映がすでに完売するなど、好調なスタートを切っています。
映画祭の会場として選ばれることは、その映画館が地域の映画文化を支える拠点として信頼されていることの証しでもあります。満席のスクリーンは、過去の栄光ではなく、現在進行形の人気を示しています。
記念チケットとオリジナルグッズが生む「持ち帰れる映画体験」
Caoyang Cinema は、従来の映画チケット販売にとどまらず、65周年を機に記念性の高いチケットや映画館をテーマにしたオリジナルグッズも販売しています。観客は作品だけでなく、映画館そのもののストーリーも一緒に持ち帰ることができます。
さらに館内には、映画文化を紹介する複数の展示ゾーンが設けられています。ポスターや資料、映像などを通じて、映画の歴史や映画館と地域との関わりを振り返ることができ、上映前後の時間も含めて楽しめる空間づくりが進んでいます。
歴史ある映画館が生き残るためのヒント
ストリーミング配信が当たり前になった今、世界各地で映画館の存在意義が問われています。その中で、Caoyang Cinema の取り組みからは、歴史ある映画館が生き続けるためのいくつかのヒントが見えてきます。
- 映画祭など外部イベントとの連携で、新しい観客層を呼び込む
- 記念チケットやオリジナルグッズで、体験を「形」にして残せるようにする
- 展示ゾーンを通じて、映画館の歴史や地域とのつながりを伝える
単にスクリーンで映画を流すだけでなく、映画を取り巻く文化や記憶そのものを提供することで、映画館は「また行きたい場所」へと変わっていきます。
日本の映画ファン・映画館への示唆
Caoyang Cinema の事例は、日本を含むアジアの映画館にとっても示唆に富んでいます。歴史ある映画館ほど、その場所にしかない物語や記憶が蓄積されています。それを展示やグッズ、イベントとして丁寧に可視化していくことは、観客との新しい関係づくりにつながります。
国際ニュースとして見ると、上海の一映画館の動きにとどまらず、都市の文化政策や、市民がどのように映画文化を支え続けていくのかという、より大きなテーマにもつながっています。65周年を迎えた Caoyang Cinema の挑戦は、2025年の今、映画館という空間の価値を改めて問い直すきっかけになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








