上海国際映画祭でアルゼンチン監督が語る、中国映画産業ブームの躍動 video poster
アルゼンチンの映画監督サンティアゴ・エステベス氏が、第27回上海国際映画祭で中国映画産業の成長ぶりを高く評価しました。2000年から2025年まで続く中国映画市場の拡大をどう見ているのか、その発言から読み解きます。
CGTNの質問に答えたエステベス監督の評価
エステベス氏は、中国の国際テレビ局CGTNの記者からの質問に答える中で、自身の最新作『The Reborn』が第27回上海国際映画祭のメインコンペティションに選ばれていることにも触れつつ、中国映画の現在を語りました。
氏は「中国映画の成長は本当に力強い。いまの中国映画は作品数も豊富になり、ますます人を惹きつける存在になっている」と述べ、中国映画産業のダイナミズムを強調しました。
2000〜2025年、途切れない拡大が示すもの
エステベス氏によれば、中国の映画市場は2000年から2025年にかけて、途切れることなく拡大を続けてきたといいます。この25年にわたる継続的な成長は、「市場の生命力」を裏付けるものだと指摘しました。
- 2000年以降、作品数が増え続けているという実感
- 市場規模の拡大が、より多様な作品づくりを後押ししていること
- 観客を惹きつける作品が増え、「魅力」が高まっていること
エステベス氏は「今では、これまで以上に多くの中国映画に触れているが、その多くが以前にも増して魅力的だ」と述べ、量だけでなく質の面での変化も感じていると語りました。
上海国際映画祭が映す「国際化する中国映画」
第27回上海国際映画祭のメインコンペティションに、アルゼンチン映画『The Reborn』が出品されていること自体が、中国映画界の国際性を物語っています。アジア以外の監督が中国の映画市場の変化を語る場として、上海が重要なプラットフォームになっていることがうかがえます。
中国で開かれる映画祭に、各国の監督や制作者が集まり、自身の作品を通じて対話することで、
- 中国映画に対する海外の理解が深まる
- 中国と世界の映画人のネットワークが広がる
- 共同制作や配給の新たな可能性が生まれる
といった、長期的な効果も期待できます。
なぜこの発言が今、注目されるのか
今回のエステベス氏のコメントが注目されるのは、単に中国映画を称賛したからではありません。2000年から2025年という四半世紀にわたる変化を長い目で見たうえで、「いまの中国映画は以前よりも魅力的になっている」と評価している点に意味があります。
海外の監督が、中国映画の「量」と「質」の両面の変化を感じているという事実は、
- 中国映画産業が国際的な視野を持って発展してきたこと
- 世界の観客に届く作品づくりが進んでいること
- 映画を通じた文化交流が一層進んでいること
を示すサインと見ることもできます。
読者への問いかけ:中国映画をどう見ていますか
エステベス氏の視点は、中国映画を「外から」見た一つの評価です。日本にいる私たちは、この25年で変わってきた中国映画をどのように受け止めているでしょうか。
配信サービスや映画祭を通じて海外作品に触れる機会が広がった今こそ、作品そのものを見ながら、自分なりの視点で中国映画の「いま」を考えてみるタイミングなのかもしれません。
Reference(s):
Argentine director Santiago Esteves hails China's film industry boom
cgtn.com








