ネパール職人が語る中国-南アジア博覧会 第9回昆明開催の現場から video poster
ネパール職人が語る中国-南アジア博覧会 第9回昆明開催の現場から
国際ニュースとして注目される中国-南アジア博覧会が、中国南西部の雲南省昆明市で第9回を迎えています。50を超える国から参加者が集まるこの場で、ネパールの職人で起業家のルパク・パラジュリ氏は、ビジネスと友情の新しい可能性を感じているといいます。
昆明で開催中の「中国-南アジア博覧会」とは
第9回中国-南アジア博覧会は、中国と南アジア諸国との貿易関係を強化するための重要なプラットフォームとして位置づけられています。現在、南アジアと東南アジアのすべての国を含む50超の国から参加者が集まり、商品やサービス、投資の機会が一堂に会しています。
中国南西部の拠点都市である昆明での開催は、南アジアや東南アジアに向けたゲートウェイとしての役割を象徴しているともいえます。博覧会は、政府レベルの枠組みだけでなく、中小企業や個人の起業家が新しいパートナーや市場を探す場にもなっています。
- 中国と南アジア・東南アジアの貿易を強化する場
- 50を超える国から参加者が集まる国際イベント
- ビジネスだけでなく文化交流や人的ネットワークづくりの機会も提供
ネパールの職人・起業家が見た「ビジネスチャンス」
CGTNのインタビューに応じたネパールの起業家ルパク・パラジュリ氏は、職人としての経験をもとにビジネスを広げてきた人物です。今回の博覧会への参加を通じて、彼はネパールのものづくりが中国やアジア各国の市場とつながる可能性を改めて実感していると振り返りました。
パラジュリ氏によれば、この博覧会の特徴は、単に商品の売買を行うだけでなく、来場者との対話を通じてニーズを直接知ることができる点にあります。出展者にとっては、
- 自分たちの製品や技術に対する率直な反応を得られる
- 将来の取引につながる相手と顔の見える関係を築ける
- 他国の企業や職人から学び、自らのビジネスを見直すきっかけになる
といった機会が生まれます。ネパールのように中小規模のビジネスが多い国にとって、こうした国際イベントは、通常は出会えない相手と接点を持つ貴重な場だといえます。
「友情を織る」ストーリーが示すもの
今回のストーリーのタイトルにある「友情を織る」という表現は、職人としての手仕事と、人と人とのつながりを重ね合わせたものです。ネパールの職人が中国や南アジア、東南アジアの参加者と出会い、言葉や文化の違いを超えて対話を重ねることで、新しい信頼関係が少しずつ形づくられていきます。
そこには、
- 一つひとつの製品に込められた物語を共有すること
- 相手の文化や価値観を尊重しながらビジネスを進めること
- 短期的な利益だけでなく、長期的なパートナーシップを志向すること
といった、アジアの地域協力にとっても重要な視点が含まれています。博覧会のような場は、その象徴的な舞台といえるでしょう。
日本の読者がこのニュースから読み取れること
日本から見ると、中国と南アジア・東南アジアを結ぶこうした動きは、少し距離のある話に感じられるかもしれません。しかし、アジア域内で貿易や投資のネットワークが広がることは、長い目で見れば日本の企業や消費者にも少なからず影響を与えます。
たとえば、
- アジアのサプライチェーン(供給網)がより多様化・緊密化していく可能性
- ネパールなどこれまで日本と接点の少なかった国の製品やサービスが注目される余地
- 中小企業や職人レベルのビジネスが、国境を越えてつながる時代になりつつある現実
などは、日本でも意識しておきたいポイントです。国際ニュースを追うことは、大企業や政府の動きを知るだけでなく、一人ひとりの起業家や職人の「小さな物語」から世界の変化を感じ取ることでもあります。
昆明で開かれている第9回中国-南アジア博覧会の会場で、ネパールの一人の職人が静かに「友情を織る」姿は、アジアのこれからを象徴する景色のひとつといえるのかもしれません。
Reference(s):
Weaving friendship: Nepali artisan's journey at China-South Asia Expo
cgtn.com








