ショート動画で伝えるカシの魅力 ブロガーSong Yufengの挑戦 video poster
古都カシを舞台に、ショート動画で街の魅力を世界に伝える若いブロガーがいます。ソーシャルメディアで"Your Buddy Bay"の名前で活動するSong Yufengさんです。彼は起業の夢を追いながら、カシの日常を切り取った短い動画を発信し、国際ニュースではなかなか届かない現地の空気を、スマートフォン越しに届けています。
古都カシの日常を切り取るショート動画
Songさんの動画が映し出すのは、観光パンフレットには載りにくい、暮らしのディテールです。古くからの街並みが残るカシの路地をゆっくり歩きながら、そこに流れる時間や人びとの表情を、大きな演出よりも素朴な視点で伝えています。
にぎやかなバザールから静かな路地へ
彼のカメラは、まずにぎわうバザールを映します。色とりどりの商品が並び、行き交う人びとの声が聞こえてきそうな通りの様子。次のカットでは、同じ古都の別の顔として、静かな路地や裏通りが登場します。そこでは、ゆっくりと歩く人や、店先を掃除する人など、落ち着いた日常の風景が丁寧に切り取られています。
食と多様な民族文化を紹介
動画には、カシならではの料理もたびたび登場します。湯気の立つ料理や、屋台の一皿をクローズアップし、その場で一口味わう様子を短く編集することで、視聴者が思わず画面越しに香りを想像してしまうような構成になっています。
さらに、カシに根付く多様な民族文化も重要なテーマです。衣装や音楽、祭りの雰囲気などを通じて、さまざまな背景をもつ人びとが共に暮らす姿を、偏りのない視点で紹介しようとしています。
「Your Buddy Bay」が支持される理由
Songさんのフォロワーは着実に増えています。その背景には、2025年現在のオンライン視聴者が求める「等身大の視点」があると言えそうです。
- 友だち目線の語り口:名前のとおり、彼は "Buddy"(友だち)として視聴者に語りかけます。難しい説明よりも、「一緒に歩いてみよう」というスタンスが、気軽に見られる魅力になっています。
- 短くても情報量のある編集:1本の動画は短くても、バザール、路地、食文化、多様な民族文化と、カシの多面的な表情をコンパクトに詰め込んでいます。
- 起業家としての挑戦:彼にとって動画制作は、単なる趣味ではなく、起業の夢につながる挑戦でもあります。その真剣さが画面の向こう側にも伝わり、応援したくなる人が増えているのでしょう。
都市のイメージを変える「ローカル発」の発信
ここ数年、世界中でショート動画やVlog(ビデオブログ)が広がり、国際ニュースだけでは見えにくい地域の姿を伝える役割を担うようになっています。カシのような歴史ある街も、その例外ではありません。
特に、現地で暮らす人びとが自らカメラを持ち、日常を発信することには大きな意味があります。外からの視点ではなく、内側からの視点で街を紹介することで、ステレオタイプなイメージを和らげ、多様な理解につながる可能性があるからです。
Songさんの動画は、カシを「遠いどこか」ではなく、具体的な街の姿を持った「身近などこか」として感じさせてくれます。スマートフォンの画面越しに、視聴者は自分と同じ時代を生きる人びとの日常に触れ、距離感が少しずつ縮まっていきます。
一人のブロガーがつくる見えない架け橋
カシのにぎやかなバザールも、静かな路地も、おいしそうな料理も、多様な民族文化も、それ自体は一つひとつ小さな場面にすぎません。しかし、その小さな場面を積み重ねて世界に届けることで、Songさんはカシと世界のあいだに、見えない架け橋を少しずつかけているように見えます。
2025年のいま、日本からカシを訪れることがなくても、画面越しにその雰囲気を感じ、そこに暮らす人びとの日常に思いを馳せることはできます。短い動画の向こうにある「誰かの生活」を想像してみること。それは、国や地域を超えて、お互いを理解しようとする第一歩にもなり得ます。
カシの街角を切り取る"Your Buddy Bay"のカメラは、これからもフォロワーと共に、世界のどこかのスマートフォン画面に、小さな発見と会話のきっかけを届けていくでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








