中国ニュース:貴州省の甘酸っぱいベイベリー、夏だけのごちそう
中国ニュースの中でも、ちょっと変わった食と旅の話題です。毎年夏、中国の中心部・貴州省で甘酸っぱくてジューシーなベイベリーの収穫が始まり、自然と文化を同時に味わえる体験として注目されています。
貴州省畢節市七星関区で楽しむ、夏のベイベリー狩り
ベイベリーの季節になると、中国の心臓部ともいわれる貴州省の畢節市七星関区では、毎年恒例の収穫体験が訪れる人を迎えます。絵のように美しい風景に囲まれたこの地域では、本格的なフルーツ狩りを通じて、都市の日常から離れてリフレッシュすることができます。
ただ果物を摘み取るだけではなく、地域の人びとの文化に触れながら過ごす時間そのものが魅力です。まさに「ローカルな中国」を体感できる小さな旅だといえます。
主役はベイベリー 甘くてとても酸っぱい夏の果実
この夏の主役となるのが、学名をMyrica rubraと呼ばれる果実です。英語ではred bayberryやChinese tree berry、あるいはarbutusなど、さまざまな名前で知られています。
ベイベリーは「ベリーのような核果」と表現される独特の果物で、豊かな果汁とビタミンをたっぷり含み、甘さと強い酸味がはっきりと感じられる味わいが特徴です。中国以外ではまだそれほど知られていませんが、その個性的な風味と使い方の幅広さから、一度出会うと忘れがたい存在になります。
楽しみ方もいろいろで、
- そのまま新鮮な果実として食べる
- ジャムに加工する
- ジュースにする
- ワインとして仕立てる
といった形で味わうことができます。Yumberryというブランド名の商品で、この古い果物の味をすでに試したことがある人もいるかもしれません。ベイベリーは中国で2000年以上にわたって栽培されてきたとされる、歴史の長い果実です。
ピークは6月中旬から7月上旬 夏の旅行と重なる収穫期
ベイベリーの収穫シーズンは、例年6月中旬から7月上旬ごろがピークとされています。ちょうど夏の始まりと重なる時期で、旅行の計画と組み合わせやすいタイミングです。
この記事を執筆している2025年12月時点では、今年の収穫期はすでに過ぎていますが、次の夏に向けて情報を押さえておくことで、季節に合わせた旅のアイデアとして活用できそうです。
果物から見える、中国の地域文化への入り口
ベイベリーの収穫体験は、単なるグルメや観光の話題にとどまりません。現地で果物を摘み、風景を眺めながら過ごす時間は、その土地の文化や暮らしに深く触れるきっかけになります。
国際ニュースというと、政治や経済の大きな動きに注目が集まりがちです。しかし、中国各地で受け継がれてきた果物や食文化に目を向けると、数字や肩書きだけでは見えてこない日々の生活の姿が立ち上がってきます。
貴州省畢節市のベイベリーも、その一つの例です。甘くてとても酸っぱい小さな果実から、中国の地域社会や歴史の長さを想像してみることは、ニュースの見方を少し変えてくれるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








