山の調べとホームステイ体験:新疆ウルムチ・南山の音楽キャンプ video poster
自然と音楽を組み合わせた新しい旅のスタイルが、2025年のいま、新疆ウルムチ市の南山の麓で静かに広がっています。地元出身のZhou Chengさんが営むホームステイ兼キャンプ場では、山の空気と生演奏が溶け合う特別な時間を体験できます。
南山の麓で育まれる「理想のライフスタイル」
場所は、新疆ウイグル自治区のウルムチ市にそびえる南山のふもと。Zhou Chengさんは、この地で「自然の中で音楽と共に暮らす」という、自身の理想のライフスタイルを形にしています。
彼が運営するのは、小さなホームステイとキャンプサイト。山あいの静けさに包まれたこの空間で、ギターのフォークソングとハンドパン(打楽器)の柔らかなリズムが響きます。その音色は、この場所を象徴する「サウンドロゴ」のような存在になっているといえます。
焚き火と星空がつくる、夜だけの「音のステージ」
日が暮れると、キャンプ場の中心には焚き火が灯ります。火のはぜる音とともに、ギターのストロークが始まり、フォークソングが流れ出します。やがてハンドパンのリズムが加わり、夜空の下に小さなステージが生まれます。
このホームステイでは、こうした音楽の時間が自然発生的に生まれるのが特徴です。決まったプログラムというより、
- 焚き火を囲んでの弾き語り
- その場に居合わせた人どうしのセッション
- ハンドパンの即興演奏
- 歌えない人も手拍子やリズムで参加
といった形で、「その夜だけの音楽」が紡がれていきます。星空の下で鳴るギターやハンドパンの音は、都会のライブハウスとはまったく違う記憶を残してくれます。
昼はトレッキング、夜は星空とセッション
この地域は、「ウルムチの裏庭」とも呼ばれる自然豊かなエリアです。訪れた人びとは、日中は南山のトレッキングや散策で山の空気を満喫し、夜はホームステイに戻って星空と音楽を楽しみます。
ハイキングで身体を動かしたあとの静かな夜、空を見上げれば、街の光に邪魔されない星々が広がります。その下で焚き火を囲み、他の旅人と肩を並べて歌ったり、知らない曲を教え合ったりする時間は、観光地を「見る」だけの旅とは違う、体験としての旅を印象づけます。
世界中から旅人が集まる理由
このホームステイとキャンプサイトには、世界各地から訪問者がやって来ます。ここでの魅力は、大きく次のような点にあります。
- 自然の静けさ:山のふもとならではの落ち着いた環境
- 音楽を通じた交流:言語の壁を越えてつながるキャンプファイヤー・ソング
- 少人数ならではの距離感:宿のオーナーや他の宿泊客と、顔の見える関係が生まれやすい
とくに、夜のセッションはこの場所の象徴的な体験です。フォークソングを弾き語りする人、ハンドパンのリズムで場を支える人、ただ静かに耳を傾ける人。それぞれの過ごし方が尊重されながら、同じ時間と音楽を共有できます。
「観光」から「滞在」へ――旅のかたちの変化
2025年のいま、旅のスタイルは少しずつ変化しています。名所を効率よく巡るだけでなく、「一つの場所に腰を落ち着け、その土地の空気や人とのつながりをじっくり味わいたい」というニーズが高まりつつあります。
南山の麓にあるこのホームステイ体験は、まさにそうした「滞在型」の旅に近いものです。山の景色や星空だけでなく、そこに流れる音楽、焚き火の匂い、夜更けまで続く小さなセッション。そのすべてが合わさることで、「ここで過ごした時間そのもの」が旅の記憶になります。
こんな人に向いている場所
- 自然の中でゆっくり過ごしたい人
- 音楽が好きで、生演奏の空気を味わいたい人
- 旅先で、世界各地から来た人びとと交流してみたい人
- 観光スポット巡りより「滞在の質」を重視したい人
忙しい日常から少し離れたいとき、山あいのホームステイで、焚き火と星空と音楽に包まれる夜を過ごしてみる。そんな旅の選択肢が、新疆ウルムチの南山には静かに用意されています。
Reference(s):
cgtn.com








