北京文化フォーラム2025開幕 テーマは文化とテクノロジーの融合 video poster
北京で国際イベントの2025 Beijing Culture Forumが開幕しました。テーマは「文化とテクノロジーの融合的発展」で、文化とテクノロジーをどう組み合わせていくかに焦点が当てられています。
北京文化フォーラム2025が火曜日に開幕
2025年のBeijing Culture Forumは「Integrated Development of Culture and Technology(文化とテクノロジーの融合的発展)」をテーマに、火曜日にスタートしました。会場では、文化政策やテクノロジー分野に関わる国内外のゲストが一堂に会し、2日間の日程で議論が行われます。
火曜日の午前に開かれたメインフォーラムでは、北京大学のSchool of Intelligent Science and Technology(知能科学・技術の研究教育機関)の学部長であるZhu Songchun氏、UNESCOのWorld Heritage Centre(世界遺産センター)所長Lazare Eloundou Assomo氏、フランスの映画監督Jean-Jacques Annaud氏らがスピーチを行いました。
文化とテクノロジーの融合を掲げた国際対話
今回の国際ニュースのポイントは、文化とテクノロジーを対立軸ではなく「融合的発展」として捉えている点です。テクノロジーを文化の敵としてではなく、文化の新しい表現方法や継承のためのツールとして位置づける流れが、フォーラム全体の基調になっています。
- デジタル技術を活用した文化発信やコンテンツ制作
- 文化遺産を守り、次世代に伝えるためのテクノロジーの役割
- 文化産業とテック産業の連携による新しいビジネスモデル
こうしたテーマは、日本を含む世界各地で共通する課題でもあり、北京での議論はアジアの動向を知るうえでも参考になります。
6つのパラレルフォーラムと専門サロンが並行開催
このフォーラムはメインフォーラムだけでなく、構成の多層性も特徴です。今年のイベントでは、次のようなプログラムが用意されています。
- メインフォーラム
- 6つのパラレルフォーラム(分科フォーラム)
- 数十件の専門サロン
- 関連する文化活動・イベント
2日間の会期中には、国内外から数百人規模のゲストが参加します。参加者には、専門家や研究者だけでなく、主要な文化機関の代表、文化分野の著名人、カルチャー産業やテック業界のリーダーたちも含まれます。
異なるバックグラウンドを持つ人々が集まることで、文化政策、テクノロジー、ビジネス、クリエイティブの現場をつなぐ議論が期待されます。
キーパーソン3人から見るフォーラムの特徴
今回名前が挙がっている3人の登壇者からも、フォーラムの性格が見えてきます。
- 北京大学School of Intelligent Science and Technology学部長のZhu Songchun氏:知能科学や先端テクノロジーの視点から文化分野への応用を議論する立場といえます。
- UNESCO World Heritage Centre所長Lazare Eloundou Assomo氏:世界遺産という人類共通の文化資産を扱う立場から、文化保護とテクノロジーの関係が注目されます。
- 映画監督Jean-Jacques Annaud氏:映像表現やストーリーテリングの現場から、テクノロジーがもたらす新しい表現手法や制作環境についての視点が期待されます。
工学系、国際機関、映画という異なるフィールドからの登壇は、「文化とテック」を一つの専門領域に閉じず、広い文脈で捉えようとする試みともいえます。
なぜ今「文化×テック」が重要なのか
今回の北京文化フォーラムが日本の読者にとっても重要なのは、次のような点にあります。
- 文化体験のデジタル化:オンライン展示、バーチャルツアー、デジタルアーカイブなど、文化の楽しみ方や届け方は急速に変化しています。
- 文化遺産の保護と継承:記録や修復、教育などの場面で、デジタル技術やAIが果たす役割は拡大しています。
- 文化産業とデジタル経済:映像、ゲーム、音楽、アニメーションなど、コンテンツ産業はテクノロジーと不可分になりつつあります。
北京で開かれている今回のフォーラムは、こうした流れを国際的な視点で議論する場の一つと位置づけられます。日本の文化機関やクリエイターにとっても、同様のテーマが避けて通れない課題であることをあらためて示しているといえるでしょう。
日本の読者が押さえておきたい視点
このニュースを日本語で追ううえで、特にチェックしておきたいポイントを整理します。
- 文化イベント自体が「テクノロジー」をテーマに掲げる動きが加速していること
- 技術者や研究者だけでなく、映画監督など文化の現場にいる人も議論の当事者となっていること
- UNESCOのWorld Heritage Centreのような国際機関も参加し、文化遺産とテクノロジーの接点が意識されていること
- 数百人規模の国内外の参加者が集まり、文化とテックをめぐる国際的なネットワークづくりの場にもなっていること
通勤時間やスキマ時間にニュースをチェックする読者にとっても、「文化とテクノロジーの融合」は、今後のアジアと世界の動きを理解するうえで押さえておきたいキーワードの一つです。
北京での議論が、各国・各地域の文化政策や産業、そして私たちの日常のカルチャー体験にどのように波及していくのか、今後の動きにも注目が集まりそうです。
Reference(s):
2025 Beijing Culture Forum kicks off with a focus on technology
cgtn.com








