国際ニュース:中国雲南省の千年樹Bee God Treeが示す、一本の木から始まる気候変動対策 video poster
2025年のいま、世界が気候変動への解決策を探し続けるなか、中国南西部・雲南省の山あいに立つ一本の古木が、静かなメッセージを発しています。雲南省のジンマイ山(Jingmai Mountain)に立つ「Bee God Tree」、樹齢1000年とされるこの木は、世代を超えて守られてきた存在として語られています。
雲南省・ジンマイ山の千年樹「Bee God Tree」
中国南西部の雲南省にあるジンマイ山(Jingmai Mountain)には、「蜂の神の木」とも訳せる「Bee God Tree」と呼ばれる古木があります。およそ1000年前に植えられたとされるこの木は、いまや山の斜面にそびえ立ち、地域の風景と暮らしに溶け込んでいます。
長い時間のなかで、この木は地域の人々に守られてきました。親から子へ、子から孫へと受け継がれてきたのは、木そのものだけでなく、自然とともに生きるという感覚や態度でもあります。
一本の木から考える気候変動
気候変動の議論というと、国際会議や温室効果ガスの排出量といった「大きな話」になりがちです。しかし、ジンマイ山のBee God Treeは、視点を足元に引き戻してくれます。
この千年樹は、次のようなシンプルなメッセージを伝えているように見えます。
- 一本の木を守ること
- 一群れのミツバチを守ること
- 一面の茶の森を守ること
このようなごく小さな行為からこそ、気候変動への向き合い方が始まるのではないか──。山あいに静かに立つ古木は、そのことを私たちに思い出させてくれます。
伝統と現代、ローカルとグローバルをつなぐ存在
Bee God Treeは、伝統と現代、ローカルとグローバルをつなぐ「橋」のような存在でもあります。地域の人々にとっては、長く見守ってきた身近な木でありながら、同時に世界の気候変動という大きなテーマと直接結びついて語られています。
世代を超えて一本の木を守り続けるという営みは、決して派手ではありません。しかし、こうしたローカルな実践が積み重なってこそ、地球規模の課題解決につながるのだという視点は、2025年のいまを生きる私たちにとっても重要です。
私たちの日常に引き寄せてみる
ジンマイ山の千年樹の物語は、遠く離れた中国南西部だけの話ではありません。私たち一人ひとりも、それぞれの場所で小さな「守り手」になることができます。
- 身近な公園や街路樹、庭木を大切にする
- ベランダや庭で花を育て、ミツバチなどの生きものの居場所を増やす
- 自然と調和した栽培を意識したお茶や食材を選ぶ
どれも、明日からすぐに始められる小さなことです。ですが、千年という時間のスケールで見れば、その積み重ねは決して小さくありません。
一本の木が投げかける問い
世界各地で気候変動の影響が語られるなか、ジンマイ山のBee God Treeは、別の問いを静かに投げかけています。
「あなたにとって、守り続けたい一本の木は何ですか。」
それは本当に樹木でなくてもよいのかもしれません。地域の自然、暮らしの知恵、あるいは次の世代に渡したい場所。その「何か」を見つけ、守り、育てていくことが、気候変動時代を生きる私たちの一つの答えになっていきます。
Reference(s):
cgtn.com







