1300年の聖域・Phakpa Lhakhang ポタラ宮で最も重要な堂とは video poster
国際ニュースや日本語ニュースを日々スマートフォンで追いかけていると、政治や経済だけでなく、世界の聖地や文化に心をひかれることがあります。ポタラ宮で最も重要な堂とされる「Phakpa Lhakhang」は、その代表のような存在です。1300年もの時を刻んできたこの堂には、自然に形作られたと伝えられる香木の慈悲の女神像が守られ、ポタラ宮のなかでも特に神聖な空間のひとつとされています。
ポタラ宮で最も重要かつ最古の堂
Phakpa Lhakhangは、ポタラ宮の堂(寺院の主要な礼拝空間)のなかで、最も重要な存在とされています。同時に、1300年の歴史を持つ最古の堂でもあり、長い時間のなかで多くの祈りや儀礼が積み重ねられてきました。
「最も重要」であり「最古」であることに加えて、ここがポタラ宮のなかでも特に神聖な空間のひとつとされている点は、Phakpa Lhakhangの性格をよく表しています。歴史と信仰、そして人々の敬意が、静かに折り重なっている場所だといえるでしょう。
自然に形作られたと伝わる香木の慈悲の女神像
この堂の中心にあるのが、香木サンダルウッドでできた慈悲の女神(Goddess of Mercy)の像です。特徴的なのは、この像が「自然に形作られた」と伝えられていることです。
人の手による精巧な彫刻ではなく、自然のかたちがそのまま女神の姿として受けとめられてきた――その物語性は、信仰の対象としての特別さをいっそう高めています。自然の偶然と、人々のまなざしが重なって生まれた「唯一無二の宝物」として、堂のなかで大切に守られてきたと考えられます。
1300年という時間の重み
Phakpa Lhakhangは、1300年の歴史を持つ堂とされています。2025年のいまを生きる私たちから見れば、1300年という時間は、想像するだけでも途方もない長さです。
そのあいだに何度も世の中の価値観や技術が変わり、人の暮らし方も大きく変化してきました。それでもこの堂が「最も重要な堂」として語り継がれていることは、場所そのものが持つ意味や、そこで守られてきた祈りの力の大きさを物語っているように感じられます。
3つのポイントで見るPhakpa Lhakhang
限られた情報から見ても、この堂にはいくつもの特徴が浮かび上がってきます。
- ポタラ宮で最も重要な堂とされる
- 1300年の歴史を持つ最古の堂である
- 自然に形作られたと伝わる香木サンダルウッドの慈悲の女神像が安置されている
- ポタラ宮のなかでも特に神聖な空間のひとつとされている
これらの要素が重なり合うことで、Phakpa Lhakhangは「歴史的な建物」であるだけでなく、「時間と信仰が凝縮された聖域」として特別な意味を持つことが伝わってきます。
画面越しに想像する「聖地に立つ感覚」
多くの人にとって、ポタラ宮やPhakpa Lhakhangは、すぐには訪れることのできない遠い場所です。しかし、国際ニュースや日本語ニュースを通じてその存在を知り、写真や映像、文章でイメージをふくらませることはできます。
画面越しにこうした聖地を知るとき、ただ「きれいな建物」として眺めるだけでなく、そこに積み重なった1300年の時間や、ひとつの女神像を守り続けてきた人々の思いを想像してみると、見える風景が少し変わってきます。
遠く離れた場所の物語に耳を傾けることは、自分の日常の見え方を少しずつ変えてくれます。Phakpa Lhakhangのような聖なる空間の存在を知ることもまた、世界を立体的にとらえるための小さなきっかけになるのではないでしょうか。
Reference(s):
Phakpa Lhakhang: The most important temple hall in Potala Palace
cgtn.com








