新疆ウイグル自治区・Kashi古城の「守り人」グリさんがつなぐ文化と観光 video poster
中国・新疆ウイグル自治区の古城Kashiで、地元出身のガイド・グリさんが、自らの暮らす街とウイグルの文化を世界からの旅行者に伝え続けています。歴史ある街並みが再びにぎわいを取り戻した今、Kashiは2025年現在、地元の人びとと観光客が文化を分かち合う場所になっています。
Kashi古城とはどんな場所か
Kashiの古城は、新疆ウイグル自治区にある歴史的な街並みが残るエリアです。土色の建物が立ち並ぶ路地、軒先に吊るされた装飾や工芸品、広場から聞こえてくる音楽など、歩くだけでウイグルの人びとの生活文化を感じられる場所です。
近年、この古城エリアは再整備が進み、観光客が安心して歩ける環境が整えられてきました。その結果、世界各地から訪れる人びとが増え、Kashiは国際的な文化交流の場として注目を集めています。
「守り人」グリさんの素顔
そんなKashi古城で、訪れる人びとを迎えているのが地元ガイドのグリさんです。彼女はこの古城で生まれ育ち、街の変化を子どもの頃から見てきました。いまはガイドとして、ウイグルの歴史や習慣、日々の暮らしを自分の言葉で伝えています。
グリさんにとって、ガイドの仕事は単なる観光案内ではありません。自分のルーツであるウイグル文化を、実際の経験とともに共有する役割でもあります。昔から変わらない路地の様子や、家族と過ごした思い出の場所の話を交えながら、彼女はKashiの物語を来訪者に語ります。
ウイグル文化を体感できる「おもてなし」
Kashi古城の魅力は、建物や景観だけではありません。グリさんは、訪れた人びとにウイグルの「もてなしの心」を体験してもらうことを大切にしています。
- 伝統料理:香り高いスパイスを使った料理や、家庭で受け継がれてきた味を紹介しながら、食卓を通じて文化を伝えます。
- 音楽:ウイグルの伝統的な楽器の音色やリズムについて説明しながら、音楽が人びとの暮らしとどのようにつながっているかを話します。
- ダンス:広場や家庭で行われるダンスは、単なる「見せ物」ではなく、喜びや連帯感を表現する場として紹介されます。
ときには、自宅に旅行者を招き入れ、家族のように迎えることもあるといいます。家庭の食卓を囲みながら交わされる会話のなかで、訪問者はガイドブックでは知り得ないKashiの日常に触れることができます。
観光地であり、暮らしの場でもある古城
古城エリアは観光スポットであると同時に、多くの人びとが生活する場でもあります。洗濯物が干されたバルコニー、子どもたちの笑い声、朝早くから開く市場——その一つひとつが、この街が「生きている場所」であることを物語っています。
観光客にとっては非日常の景色でも、そこに暮らす人びとにとっては日常です。グリさんは、そのギャップが誤解を生まないよう、案内の中で「観光地としての古城」と「生活の場としての古城」の両方の姿を伝えるよう心がけています。
世界とつながるKashi古城の今
古城の再生が進んだことで、Kashiにはいま、世界中から旅行者が訪れています。路地を歩きながら写真を撮る人、伝統料理を味わう人、ダンスに参加して一緒に体を動かす人——さまざまな出会いが生まれています。
その中心にいるのが、案内役であり、文化の語り手でもあるグリさんです。彼女の存在は、観光客と地元の人びとをつなぐ「架け橋」のようなものだといえます。
2025年のいま、なぜKashiの物語が響くのか
世界のさまざまな地域で、人びとの暮らしや文化に関するニュースが日々伝えられる中で、Kashi古城の物語は改めて「文化を守り、分かち合うこと」の意味を考えさせてくれます。
- 地域の歴史や伝統を、生活の一部として次世代につなぐこと
- 観光をきっかけに、外から来る人びとと対話を重ねること
- 違いを超えて、料理や音楽、ダンスを通じて喜びを共有すること
こうしたテーマは、2025年を生きる私たちにとっても普遍的な問いです。国際ニュースとしてのKashiの話題は、遠い土地の出来事であると同時に、「自分の暮らす街の文化をどう伝えていくか」という身近な問題とも重なります。
Kashi古城の「守り人」として、日々ガイドを続けるグリさん。彼女の姿は、ローカルな物語がグローバルな関心と出会う今の時代を象徴しているようにも見えます。スマートフォンの画面越しにその姿を知る私たちもまた、自分の足元の文化を見つめ直すきっかけを与えられているのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








