大阪・関西万博2025閉幕 「日本らしさ」を世界に問いかけた6カ月
今年10月13日に閉幕した大阪・関西万博2025。およそ6カ月にわたり、日本の文化と創造性、そして独特の魅力を世界に向けて発信してきました。閉幕から約2カ月が経った今(2025年12月時点)、国際ニュースとしても注目されたこの出来事を、日本語ニュースの視点で静かに振り返ってみます。
6カ月の大阪・関西万博2025が閉幕
Expo 2025 Osaka(大阪・関西万博2025)は、日本の文化、クリエイティビティ、チャーミングな日常を集中的に紹介する場となりました。会場では、日本が世界に問いかけた一つのテーマが、シンプルな形で表現されていました。
それは、「What makes Japan, Japan?(日本を日本たらしめているものは何か)」という問いです。このシンプルな問いが、6カ月の会期を通して、多くの来場者の心に投げかけられてきました。
何が「日本」をつくっているのか
日本と聞いて、多くの人が思い浮かべるものはさまざまです。万博のメッセージにもあったように、そのイメージは四季の移ろいから、日常のささやかな風景まで広がっています。
- 春には、風に舞う桜の花びら
- 夏には、静けさをたたえた神社やお寺の境内
- 秋には、山々を赤く染め上げる紅葉
- 冬には、雪をいただいた富士山のシルエット
こうした季節ごとの景色は、日本を象徴するイメージとして世界にも広く知られています。大阪・関西万博2025は、そのイメージを改めて見つめ直し、「日本らしさ」とは何かを考えるきっかけを提供したと言えます。
日常に息づく日本文化のシンボル
日本らしさは、特別なイベントや観光地だけでなく、日常の細部にも宿っています。今回の万博を振り返るうえでも、その視点は重要です。
ダルマから野球まで——「日本」は一つではない
例えば、願いを込めて片目を入れ、成就したらもう片方を入れるダルマは、忍耐や挑戦を象徴する存在です。また、日本各地で愛される野球は、世代や地域をこえて人々をつなぐ共通の話題でもあります。
さらに、街角に並ぶ赤い提灯がともるチャイナタウンの風景も、日本社会の一部として根づいた多文化共生の表情を映し出しています。こうした多様なモチーフが共存していること自体が、「日本とは何か」という問いへの一つの答えになっているのかもしれません。
万博の体験はどこへ向かうのか
大阪・関西万博2025は、日本文化の「ショーケース」であると同時に、日常へと視線を戻させる装置でもありました。会期中に日本の四季や文化に触れた人々は、万博の会場を離れたあとも、ふとした瞬間に同じ問いを思い出すかもしれません。
たとえば、次のような場面です。
- 近所の神社やお寺をゆっくり歩きながら、静けさの心地よさを味わうとき
- 春や秋の連休に、各地の自然や祭りを訪ねてみるとき
- ダルマやお守りなど、小さな民芸品に願いを託すとき
- 家族や友人と野球観戦を楽しみながら、一体感を共有するとき
- チャイナタウンの赤い提灯の下で、多様な文化が混ざり合う空気を感じるとき
そうした日常の光景のなかに、「万博で見た日本」「自分が感じる日本」を重ね合わせることができるはずです。
閉幕後も続く問いかけ——「また次の集いで」
10月13日の閉幕は、一つのイベントとしての終わりでありながら、「日本らしさ」をめぐる対話のスタート地点でもあります。国際ニュースとして世界の注目を集めた大阪・関西万博2025は、日本と世界が互いを知ろうとするプロセスの一章に過ぎません。
「Farewell, Expo 2025 Osaka – see you at the next gathering!(さようなら大阪・関西万博。また次の集いで)」というメッセージには、単なるお別れ以上の意味が込められているように感じられます。
- 次に開かれる国際的な集いで、どのような日本が語られるのか
- そのときまでに、自分は日本や世界をどう見つめ直しているのか
そうした問いを心に留めながら、私たちは日々のニュースや街の風景を、少し違った角度から見つめることができます。
読者への小さな提案——「日本らしさ」を自分の言葉で
大阪・関西万博2025が残したものは、華やかな記録だけではありません。一人ひとりが「自分にとっての日本らしさ」を言葉にしてみるきっかけです。
- SNSで、自分が感じる日本の風景や瞬間を写真や一文とともに共有してみる
- 家族や友人、職場の同僚と、「あなたにとって日本ってどんな国か」を話してみる
- 海外のニュースや国際ニュースを、日本の立場だけでなく、さまざまな視点から読んでみる
こうした小さなアクションが、「読みやすいのに考えさせられる」対話を生み出し、次の国際的な集いにつながっていくのではないでしょうか。
大阪・関西万博2025は幕を閉じましたが、「What makes Japan, Japan?」という問いは、これからも私たち一人ひとりの中で続いていきます。
Reference(s):
cgtn.com








