ウルグアイで国際対話 CMGがイノベーションと開放性を議論
イノベーション(技術革新)と開放性、そして共有の発展をテーマにした国際対話が、このほどウルグアイの首都モンテビデオで開かれました。中国のチャイナ・メディア・グループ(CMG)と在ウルグアイ中国大使館が共催し、中国と世界のパートナーが対話と協力のあり方を探りました。
ウルグアイで開かれたグローバル対話とは
今回開かれたのは「グローバル・ダイアログ・オン・イノベーション、オープネス・アンド・シェアード・ディベロップメント(イノベーション、開放性、共有の発展に関するグローバル対話)ウルグアイ・セッション」です。会場はウルグアイの首都モンテビデオで、国際的な視点からイノベーションと開放的な協力を議論する場となりました。
イベントは、中国の主要な国際メディアであるCMGと、在ウルグアイ中国大使館の共催というかたちで実施されました。メディアと外交の両方が関わることで、単なる報道にとどまらず、対話のプラットフォームとしての役割も意識した構成になっています。
沈海雄氏が語った「開かれたプラットフォーム」
中国共産党中央委員会宣伝部の次官で、CMG総裁を務める沈海雄(しん・かいゆう)氏は、ビデオメッセージでイベントに参加しました。沈氏は、CMGが世界各地のパートナーと協力し、対話と協力のための開かれたプラットフォームを築いていく考えを示しました。
沈氏のメッセージの要点は次のように整理できます。
- 中国の発展は世界抜きには成し得ないこと
- 同時に、世界の繁栄も中国を必要としているという相互依存の関係にあること
- CMGは各国・各地域のパートナーと手を携え、人類運命共同体の構築を後押ししていく用意があること
ここで語られた「人類運命共同体」とは、国や地域の違いを超えて、共通の未来をともに形づくっていこうというビジョンを指します。メディアとしてのCMGが、その実現に向けた対話の場づくりを自らの役割だと位置づけている点が印象的です。
イノベーションと開放性、共有の発展をどう結びつけるか
今回の国際対話のキーワードは、イノベーション、開放性、共有の発展でした。新しい技術やサービスが次々と生まれるなかで、その恩恵をどのように分かち合うのかという問いは、2025年現在の国際社会にとって避けて通れないテーマです。
とりわけ、
- 新しい技術を誰が、どのようなルールのもとで使うのか
- 情報やデータの流れをどう開きつつ、安全性も確保するのか
- 成長の果実を特定の国や企業だけでなく、より多くの人びとと共有できるのか
といった論点は、各国・各地域で共通して議論されています。モンテビデオでの対話も、こうしたグローバルな課題を背景にしていると見ることができます。
メディアがつくる「対話の回路」
今回のイベントの特徴は、国際メディアであるCMGが前面に立っている点です。ニュースを伝えるだけでなく、各地の関係者が一堂に会して意見を交わす「場」をつくることも、メディアの新しい役割のひとつになりつつあります。
メディアが対話の回路をつくることで、
- 国と国の距離を超えた、直接的なコミュニケーションの機会が生まれる
- 互いの考えや価値観の違いを、対立ではなく対話の出発点として共有できる
- 政策レベルだけでなく、市民や企業など多様な主体が議論に参加しやすくなる
といった効果が期待できます。沈氏が強調した「開かれたプラットフォーム」という表現には、こうした役割への意識も込められているといえるでしょう。
私たちが受け取るべき問い
ウルグアイでのセッションは、中国と世界のパートナーが「ともに語り、ともに未来をつくる」ことを掲げた場でもありました。このニュースから、私たちは次のような問いを受け取ることができます。
- イノベーションの成果を、自分たちの社会でどう生かし、どう共有していくのか
- 国境を越えた情報発信やメディアの動きに、私たちはどのように関わっていけるのか
- 「一国の繁栄」と「世界全体の繁栄」を両立させる道筋はどこにあるのか
こうした問いを意識しながら国際ニュースを追うことで、世界各地で行われている対話の意味が、少しずつ自分ごととして見えてくるかもしれません。
モンテビデオでのグローバル対話は、イノベーションと開放性、そして共有の発展をめぐる議論が、今後もさまざまな地域に広がっていくことを予感させる出来事となりました。
Reference(s):
CMG hosts dialogue on innovation, openness, development in Uruguay
cgtn.com








