黄金菊が彩る浙江省・Hetang Village 農業観光で地域が変わる
2025年現在、中国本土の浙江省衢州市にあるHetang Villageでは、黄金色の菊の花が収穫シーズンを迎え、観光と農業をつなぐ新しい風景が生まれています。本記事では、その現場の様子と地域にもたらす変化をコンパクトに整理します。
黄金色に染まる畑と1500キロ超の収穫見込み
Hetang Villageでは、最近、地元の人々が黄金色の菊の収穫作業に忙しく取り組んでいます。一面に広がる菊畑の中で、かごを手に一つひとつ丁寧に摘み取る姿が見られます。
ことしは、村の菊栽培地全体で1500キログラムを超える「ゴールデン・クリサンセマム(黄金菊)」の収穫が見込まれているとされます。収穫された菊は乾燥などの加工を経て、茶飲料用の素材となり、中国各地へ出荷される予定です。単なる観賞用にとどまらず、飲料としての付加価値を持つことで、農家の収入源が多様化している点が特徴です。
若い観光客をひきつける「映える」農村
こうした菊畑の風景は、若い世代の観光客にも人気となっています。Hetang Villageには、多くの若者が花を眺めに訪れ、畑の中で写真を撮影しています。黄金色の花と青空、素朴な農村の景色は、思わず写真に収めたくなる「映える」風景と言えます。
スマートフォン片手に農村を歩き、日常とは違う時間を過ごす体験は、都市部の生活に慣れた人にとって新鮮です。短時間の滞在であっても、現地の空気を感じながら花を楽しむことができるため、週末や休暇の小旅行先としても選ばれやすくなっています。
菊茶がつなぐ、観光と地域経済
Hetang Villageで収穫された黄金菊は、茶飲料として加工され、中国各地へと届けられる見通しです。観光客は、畑で見た花が実際に商品となり、日常の飲み物として楽しめることを知ることで、地域の物語をより身近に感じることができます。
こうした動きは、次のような点で地域にもメリットをもたらしていると考えられます。
- 観光客にとっては、花を楽しむだけでなく、土産として菊茶を購入し、体験を持ち帰ることができる。
- 生産者にとっては、菊の加工・販売を通じて収入の幅が広がり、農業の持続性が高まる可能性がある。
- 地域全体としては、「菊の村」というイメージが育つことで、今後の観光や関連ビジネスの展開につながりやすくなる。
2025年の今、Hetang Villageで広がる黄金色の菊畑は、農業と観光を組み合わせた地域づくりの一つの姿を示しています。日々のニュースの中で見過ごしがちな小さな村の動きですが、私たちがこれからの地域と暮らしのかたちを考えるヒントにもなりそうです。
Reference(s):
Chrysanthemums in bloom boost agricultural tourism in Zhejiang
cgtn.com








