中国本土の2025年映画興行収入が480億元突破 国産中国映画が牽引 video poster
中国本土の2025年映画興行収入が480億元突破 国産中国映画が牽引
2025年12月7日(日)時点の集計で、中国本土の2025年映画興行収入(先行販売を含む)が480億元(約67.8億ドル)を超えました。国産映画が観客の支持を集め続けており、戦争ドラマからサスペンス、コメディ、ヒューマンドラマまで、多彩な新作がラインナップされています。
480億元という数字が示すもの
中国本土の映画市場は、2025年もその存在感を改めて示しています。最新の興行収入データによると、
- 年間興行収入が480億元を突破(先行販売分を含む)
- 売り上げを支えているのは主に中国本土の国産作品
- 大作だけでなく、多様なジャンルの中規模作品も注目を集めている
世界の映画ビジネスにおいて、中国本土市場の動向はますます無視できないものになっています。日本の映画業界や配給会社にとっても、どの作品が現地で支持されているのかは重要な情報です。
戦争ドラマ「Gezhi Town」 市民視点で描く知られざる物語
新作ラインナップの中で目を引くのが、戦争ドラマ「Gezhi Town」です。物語の舞台は、宜昌近郊の山間の小さな町。南京陥落後という歴史の転換点で、名もなき市民たちがどのように自分たちの町を守ろうとしたのかを描きます。
これまであまり知られてこなかった地域の市民の物語を正面から描くことで、戦争という大きな出来事の裏側にある「日常」の感情や葛藤に光を当てる作品となりそうです。重厚なテーマでありながら、観客が自分ごととして考えられるドラマとして注目されています。
サスペンス作品が充実 「Under Current」「The Fire Raven」「Escape from the Outland」
スリルや謎解きを楽しみたい観客向けには、サスペンス作品がそろっています。「Under Current」「The Fire Raven」「Escape from the Outland」といったタイトルが公開予定で、いずれも緊張感のあるストーリー展開が予告されています。
中国本土では近年、観客が物語性の高いミステリーやサスペンスを支持する傾向が強まっています。複雑な人間関係や心理描写、どんでん返しといった要素を取り入れた作品が増え、映画館で「最後まで結末が読めない体験」を求める層に広がりを見せています。
笑いと共感を誘う「Made in Yiwu」 日常を描くコメディドラマ
コメディドラマ「Made in Yiwu」は、奇妙で少しシュールな出来事に巻き込まれながらも、懸命に日々を生きる人々を描く作品です。日常の中の「あるある」な瞬間と、予想外の出来事が重なり合うことで、笑いだけでなく、現代社会を生きる市民への共感も呼び起こします。
政治や歴史を主題にした重い作品が注目されがちな一方で、こうした等身大の人々を描くコメディドラマがラインナップに入っていることは、観客の気分転換ニーズに応えるものでもあります。
家族と感情に焦点 「My Father's Son」「Mr. Zheng」
映画ラインナップには、心温まるヒューマンドラマも含まれています。「My Father's Son」と「Mr. Zheng」は、感情の機微や人と人とのつながりに焦点を当てた作品で、観客に「泣ける映画」「余韻が残る映画」として受け止められそうです。
激しい戦闘シーンやサスペンスの緊張感とは対照的に、家族や身近な人間関係を描く作品が並ぶことで、2025年の中国本土映画市場は「刺激」と「癒やし」の両方を提供するバランスの取れたラインナップになっています。
日本の観客にとっての意味
この国際ニュースを日本語で整理してみると、いくつかのポイントが見えてきます。まず、480億元を超える興行規模は、中国本土の映画市場が引き続き世界トップクラスの存在であることを示しています。どの作品がヒットするかは、今後のアジアや世界の映画トレンドにも影響を与えます。
また、戦争ドラマからサスペンス、コメディ、ヒューマンドラマまで、国産作品が幅広いジャンルをカバーしている点は、日本の観客にとっても関心の対象になりやすいところです。将来的に、日本の映画館や配信サービス、映画祭などを通じて、これらの作品に触れる機会が生まれる可能性もあります。
これからの注目ポイント
- 2025年末までに、興行収入がどこまで伸びるのか
- 「Gezhi Town」をはじめとする新作が、観客の口コミや評価サイトでどのように評価されるのか
- サスペンスやコメディなど、どのジャンルが最終的に年間興行をリードするのか
中国本土の映画動向を追うことは、エンタメとして楽しむだけでなく、社会や文化の変化を読み解く手がかりにもなります。スキマ時間にニュースとして押さえておくと、仕事や学び、日常の会話の中で話題を広げるヒントになるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








